人権の視点に立ったLGBT支援施策の推進を ここ数年で性の多様性についての理解は徐々に進み、LGBT(※)という言葉を国内でも耳にすることが増えてきました。しかし、人と違うということに多くの方が悩み、いじめを受け、自殺率が高い等の報告があります。LGBTについて社会的な理解を深め、誰もが自分らしく生きることが出来る社会を目指して質問しました。 中心となって支援策を検討する担当課を決めるだけでなく、庁内全部の部署が施策の検討から市民対応の実践まで、協力体制を構築することを求めました。 当事者の心を傷つけることなく、職員が業務を執行できるよう職員をサポートするマニュアルが必要です。当事者の声を聞き、現状を把握して、LGBTに関わる市役所業務での対応マニュアルの作成を求めました。 多様性のある社会への理解を深め、今まで見えなかったものを可視化し、正しい認識を持って制度を整えることで、誰もが生きやすい社会にするために全職員、教育・保育関係者等に対する研修を早急に行うべきです。 今後も、調布市で取り組みが進むよう要求していきます。
平成28年度
一般会計決算を不認定 こうした行政のあり方に対しての市長の責任は重く、とうてい見過ごすことは出来ません。「参加と協働のまちづくり」をうたうならば、駅前広場整備は今一度立ち止まり、議会のみならず市民が納得でき、将来に禍根を残さない広場とするために、計画の見直しを求め、生活者ネットワークは今決算を不認定としました。 テロ等準備罪(いわゆる共謀罪)に対して、反対または廃止を求める複数の陳情(陳情76号、77号、79号)が提出され、生活者ネットなどは採択を求めましたが、自民・公明の反対で不採択となりました。 継続審査が続いていた「調布市における、バランスのとれた受動喫煙防止策を求める陳情」は、飲食店などでの全面禁煙を法律で定めないことを求めるものです。調布ネットは当初から不採択を主張していましたが、最終的に全会派一致で不採択となりました。
おしゃべりカフェ開催!「おしえてシゲ先生
LGBTのこと」 「人と違う」子どもたちは不安を抱えながら学齢期をすごしていくことになります。でも、小学校教師でもあるシゲ先生は、「一人ひとりに声をかけ、互いを大事にする学級運営が出来ていれば、LGBTを取り立てて考える必要はない」とおっしゃいます。とても印象的な言葉で、大事な視点だと思います。 ここでも、先生の多忙の解消が重要であるということが出てきました!早急な対応が求められます。
▲ グループワーク
温暖化と同様に、人間が自然環境を変えてしまったことで生態系全体に影響を与え、地域でバランスよく存在していた生物の多様性をも失うという事態を引き起こしています。
生物の絶滅速度はここ数百年で千倍に加速していると言われています。日本でも話題になったウナギなど、絶滅危惧種の数は動物だけでも四千種弱ということです。 ホタル観賞会は市民に大人気のイベントですが、2〜3年前からホタルの生育環境は危機にひんしています。ホタルやメダカ、ホトケドジョウなどの地域の固有種が生息する環境を残す取り組みをもっと積極的に進めるべきと考えます。植物についても生物多様性を考慮した基準が無く、公園や街路樹の樹種の選定時の配慮が行われていないのが現状です。
▲ 今も残る里山の風景
「調布市生物多様性ちょうふ戦略」策定に着手を 調布市では2015年に、翌16年度から10年間の環境基本計画を策定し、生物多様性の保全に向けて、「(仮)生物多様性ちょうふ戦略」の策定を検討する」としています。 「生物多様性ちょうふ戦略」の策定に向けた検討は、多くの市民が関心を持ち、策定の場に参加して早急に始めるべきです。現実に保全活動を行なっている市民の知恵も借りて、具体的にどの地域の何を、誰がどうやって守っていくのか、2019年度を初年度とする「調布市基本計画」には「ちょうふ戦略」の策定を書き込み、その中身の施策にも予算を付けて着実に実行していかなければなりません。 ☆おしゃべりカフェNo.3☆
小さな「けんぽうのお話し会」
「リエゾンちょうふ」の活動 リエゾンとは「繋ぐ」とか「結ぶ」という意味になります。何を繋ぐのかというと、それは家族の絆です。切れかかっていたり、切れていたりする家族の絆を繋ぎ直すのです。では、どうやって?「交流分析」を一人一人に伝えていくことで自分自身に備わっている内なる力を伸ばしていきます。 「交流分析」と言うと難しく聞こえますが、いわゆる心の仕組み、円滑なコミュニケーションの学びです。それがリエゾンでDV加害者だけではなく、DV被害者にも学んでもらう理由です。 この活動をしようと思ったのは、私自身がアルコール依存症の家族がいる家庭で育ち、家族というものに複雑な思いを持っていたからです。その後CAPという「子どもへの暴力防止プログラム」を小学校で実践していくうち、子どもたちの多くが両親の仲の悪さに悩んでいることを知り、「私ができることはこれだ」と思ったのです。リエゾンは子ども支援のために始めた活動です。 9月3日にあくろすで行なったリエゾンで学んだ方たちの体験発表会は、30名の部屋が満室になる盛況ぶりでした。来て下さった方たちは「DV被害者の妻たちが強く明るく話す様子に感銘を受けた、DV加害者の悔恨の姿にも感動した」とアンケートに書いてくださいました。
▲ あくろすでの体験発表会 たとえ夫婦が別れたとしても、子どもの心の傷を出来るだけ少なくするために、子どもの気持ちに寄り添うこと、大人としてどんな状況でも真摯に向き合い乗り越えていく姿を見せていくことが必要です。それは、子どもの健康な未来の為に両親ができる事です。リエゾンではそのことを教えています。 もし、今あなたが家族のことで悩んでいるなら、勇気をもって一歩踏み出してみませんか。諦めない、その気持ちが大切なのです。子どもの為にできることは親がまず変わることなのです。
リエゾンちょうふ代表 中島由子
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