下準備

いちおう講師は私なのですが私だけでできるわけはなく、もちろん師匠である父親が裏で動いてくれました。10人相手を2回。鍛金を体験してもらえるような教室をしたいと思いました。

鍛金を体験してもらう=絞り(平板の金属を金槌でたたいて立体にする)、なんですがこの絞りができる10人単位の体験教室は前代未聞(ほんま??)と言えるほど大変なことです。とりあえず、10人分の道具を用意するのが大変で大変で…。

道具の用意とは…
鳥口→鉄の棒を真っ赤になるまで熱し、曲げ、面を削る。
金槌→柄を一本ずつ鉈で削り、鉄の頭をかちこみ面を削る。
穴を掘る→ドリルなどを使って丸太を掘る。
他にも木槌や嵌め木をつくります。

全部自分らでやる必要はあるのかと思われると思いますが、お金の都合と、職人気質の父親なもので他の人に頼むのがいやなんでしょうねえ、全部自分でやろうとします。

あと、ある程度まで工程を進めておかないと絞る段階まで来れないので20人分途中の段階までやっておきます。

上の写真のような状態で子供たちに渡し、あとちょっと鍛金技法で絞って立ち上げてもらいます。でも絞るってのは難しいのでそう簡単にはできません。とりあえず金鎚で叩いて絞ることができるかな、ということだけを体験してもらいます。
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