世界情勢の激動
世界の一極化と混乱の表面化
毎日マスコミで様々な事件や出来事が報道され、せわしない毎日です。
今年は彼岸花と桜が同時に狂い咲きしており、異常さを物語っています。
北朝鮮と日本の国交の行方は余談を許さない状況となって来ました。
金正日は平和と戦争による破壊のどちらかの選択を迫られることと成りました。
昨年のニューヨーク貿易センタービルのテロ事件以降、世界はテロと戦争の区別の無い社会へ走り出しています。
今や宗教の持つエゴと、身勝手さに人々はへきへきとしているのです。
「宗教は阿片よりも恐ろしい」という言葉がありますが、イスラエルとキリスト教世界の十字軍の争いの様相を帯びてきました。
ブッシュ大統領はイラクとの戦争を強行しようとしている為、世界各地でテロが頻発しています。
「目には目を、歯には歯を」という思想が、対立が対立を呼び込んでいきます。
一方で世界の経済はそれこそグローバリゼーションそのもので、株価と債権の暴落が始まり、
市場価格は不安と恐怖から乱高下を始めています。
米国では粉飾決済で株価を偽って高く見せた企業が倒産を始め、
ニューヨークのダウ株価はいよいよバブルの崩壊に伴い下がり始めました。
世界に先駆けてバブルの崩壊に見舞われた日本では株価はついにバブル以前の水準を下回りました。
このことは、バブルは完全に崩壊することを世界に証明して見せているのです。
ドイツの株価もピークの半値に下落していますし、更に下落していくでしょう。
争い、対決と、経済状況という側面から見ると、世界は皆同じ方向に走っているとしかいいようがありません。
1989年にベルリンの壁が崩壊し、ルーマニアのチャウシェスク政権が、
次いでソ連共産主義が崩壊し、それ以降様々な経済社会システムが崩壊を始めています。
ニューヨークの貿易センタービルは完全に破壊され、そこは物質文明の核である貿易センターと、金融証券の牙城だったのです。
このことは現行の社会、経済、政治システムが崩壊することを暗示し、そして実証していることに他なりません。
今回の様々な状況でこれまでは誰かが勝利し、敗れた者は去るという働きでしたが、現状で勝者が一人もいないことが特色です。
ということは、今回起きている様々な現象は、歴史の流れ、大きな力の流れからは消え去る現象であったといわざるを得ません。
そしてまだ表面にはっきりとした形は見せてはいませんが、新しい思想、システム、原理が芽生えているはずです。
「神の見えざる手が働いている。」とアダムスミスという学者は言っておりますが、
この地球上の物質界に働く法則によって、着実に社会経済が激変しつつあるのです。
バブルの崩壊は資本主義や社会主義の経済システムにあっては、法則としての動きですから、
これは誰にも止めることが出来ないのです。
世界経済の経済シェアの40%は米国と日本のニカ国で占められています。
日本と米国の経済の沈下はこれからが本番です。
中国は世界の工場としてこれまで破竹の勢いで成長して来ました。
日本の東京では霞ヶ関ビルに代表される超高層ビルは17棟建設されましたが、
上海では1700棟も建設されています。
米国と日本が中国の工場で生産した商品を買わなくなった時、
上海のバブル経済の崩壊は史上最大のものとならざるを得ません。
日本もドイツも米国でも大手銀行の破産が噂に流れています。
このような経済状態の時には株や債権は下がるしかないのです。
為替も弱含みで神経質な働きになることでしょう。
貨幣価値がどんどん下がっていく働きが加速化することになりましょう。
これらの現象は人々を不安にし、債権や預金等の資産家は資産を失うことにより大きなストレスを受けることになります。
失う資産を持っていない人々はバブル崩壊によって失う物がない為恐怖と不安から逃れることが出来ます。
このことは2000年前にイエス・キリストが言った言葉が正に実現する時が来たことになります。
「貧しき者は幸いなるかな。その人は心の平安を得る。」
「富める者が天国へ帰ることは、駱駝が針の穴を通るより難しい。」
株価はどうやって決まるのでしょうか。
数年前にノーベル数学賞を受賞したスタッフ2名を抱えるLTCMという証券会社が事実上倒産しました。
デリバティブ取引という先物取引の証券は複雑な手法で計算されたものです。
精緻な数学モデルで計算された予測値が見事にはずれ、このLTCMが大損害を発生させました。
何故かというと、予測モデルが間違っていたからです。
株は買いたい人の意識と売りたい人の意識の総和で価格が決まるのです。
つまり、株価を決めているのは人間の意識なのですが、
この人間の意識のファクターが予測モデルには全く組み込まれていなかったのです。
人々が弱気になり、不安になると株を買いたい人が少なくなり、逆に売り急ぐことになります。
この為に株価は下がっていくのです。
経済活動や社会活動の動きを支え、決定するのは人間の心がそれを決め、そしてその通りの行動をするからです。
経済成長率の予測や為替の予測等は個の心が決めることですが、
誰も人間の心を予測して経済予測をしている人はいません。
人間の予測が事実と離れる原因はここにあります。