佐世保港監視・抗議行動速報28
佐世保原水協・佐世保市平和委員会

 10月31日(水)天気:快晴

06:55 監視ポイントにつく。
前畑弾薬庫ゲート前、ワゴン車(警備)が待機。台船は4隻ある。
07:20 米軍小型ボート沖から平瀬に入る。
07:28 PILOT船が沖からきて赤崎前で待機。
07:30 SSK支援船1隻が出てきて、赤崎3号岸壁前で待機。
07:40 沖合から民間タンカーが入ってきて赤崎3号岸壁に停船すると、SSK支援船がタンカーの向きを変えるなど接岸作業を支援。タンカーの船名は「豊正丸」となっている。1万トンはゆうにこえるものとみられる。米軍にチャーターされたらしい。PILOT船はタンカーの船腹あたりで見張っている。
08:00 朝礼ラッパがなる。
08:03 PILOT船がタンカーから離れて倉島へ戻る。
同時刻、海自油船YO24が倉島から出てきて沖合へ。
08:09 海保巡視艇CL90が高速で沖合へ向かう。
08:10 米軍支援船FAS2隻が、平瀬から出てきて1隻は赤崎前をゆっくり進んでいった。後の1隻は崎辺方面に姿を消した。
08:17 海保巡視艇HS26が倉島から出てきて沖合へ。
08:25 海自支援船YT78YT84が倉島から出てきて沖へ。崎辺の方へ消える。
08:45 海自の油支援船YG202が倉島から沖へ。
09:18 米軍小型ボート(FAS25)平瀬から赤崎前を通り沖へ。
09:35 米軍支援船FAS3隻が平瀬より出てきて立神港入り口左の岸壁に着ける。20分後立神港内に入る。
09:58 海自ボート(3人のり)が立神1号桟橋のあさかぜから出て沖へ。
10:07 米軍小型ボート(FAS25)が沖から戻り平瀬へ。
10:08 米軍支援船FAS3隻が立神港より平瀬に戻る。
10:15 海自ボート(4人のり)が立神のさわかぜから出て倉島へ。
10:20 米軍支援船FAS1隻が崎辺の方から戻り平瀬に入る。
10:32 海保巡視艇1隻が倉島から出て立神前、赤崎前を進み、沖へ。
10:35 海自ボート(3人のり)が沖から戻り、母艦あさかぜにつける。
10:42 海自ボート(4人のり)倉島から出て、立神の補給艦さがみにつける
11:00 監視終了。

午前11時時点の佐世保港にいる艦船の配置状況
港中央付近  
赤崎岸壁  
立神港区 掃海艦パトリオット、掃海艦ガーディアン、ホテル船、救難艦セーフガード
海自立神桟橋 補給艦さがみ(421)、護衛艦くらま(144)、補給艦はまな(424)、護衛艦あさかぜ(169)、護衛艦さわぎり(157)、イージス艦こんごう(173)、イージス艦ちょうかい(176)、護衛艦きりさめ(104)、護衛艦あさぎり(151)、護衛艦さわかぜ(170)、護衛艦ゆうだち(103)
倉島岸壁 護衛艦いそゆき(127)、護衛艦はるゆき(128)、護衛艦あさゆき(132)、護衛艦おおよど(231)、護衛艦とね(234)、掃海艇ひめしま(665)、掃海艇おぎしま(666)、掃海艇なおしま(684)、輸送艇1号(2001)

抗議行動 12時20分から50分まで、京町アーケードでビラまきと街頭宣伝。ビラは「キャンペーン2号」【山下千秋】

日本参戦を阻止するキャンペーンNo.2
小泉首相は大うそつき
(1)武力行使しない (2)戦闘地域に行かない (3)だから憲法の枠内だ
こうして日本を戦する国に引き込む

 小泉首相は、(1)武力行使しません。(2)戦闘地域には行きま行きません。(3)だから憲法の枠内です。とくり返し国会答弁しました。マスコミもそのまま報道しました。したがって、日本が戦争参加するなどと、多くの国民は思ってもいません。しかし実態はどうでしょうか。

弾薬・武器の輸送補給があって戦争は成り立つ
 爆弾やミサイルを日本が直接撃たないだけです。爆弾やミサイルを撃っている米軍に、その爆弾やミサイルを運んでやる役割を自衛隊が果たすのです。これは武力行使の一部です。いくら小泉首相が「日本はミサイルを撃っていない」と大声を上げても、相手国も世界も承知してくれません。戦争行為そのものだからです。今度その仕事をやるというのですから戦争参加そのものではないでしょうか。

輸送するところは、ミサイルを発射しているインド洋上の米艦船へ
 アメリカはインド洋上の空母・艦船から飛行機やミサイルをとばしています。そこは戦闘地域そのものです。そこに爆弾やミサイルを自衛隊が輸送するわけですから戦闘地域に自衛隊が行くことになるではありませんか。

ペテンにひっかかったでは弁解できない
 この二つのことを根拠にして憲法に違反しないという小泉首相の国会答弁は国民をあざむくものです。こんな小泉首相の大ウソを放置して、日本が再び戦争する国に引きずり込まれたのでは、たまったものではありません。また、これからの子どもたちにどのように申し開きができるでしょうか。自衛隊参戦法(テロ特措法)を廃案に。その実行・具体化を許さない世論と運動をこの佐世保で大きく広げてゆこうではありませんか。