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古いが堅牢な米核システム

 米核ミサイルの発射システムについ最近までフロッピーディスクが使われていた!(CNETNews)

 米核システムを連携させるために使用されているのは、8インチのフロッピードライブを使用する1970年代のIBMのコンピュータであることは、2014年の米ドキュメンタリー番組(写真)、16年の米会計検査院の報告書で明らかにされていた。

 今年6月、米空軍は速度と接続性を高めるためにフロッピードライブを廃止して、ノートパソコンで普及している半導体ドライブに移行した。ただしシステム全体はそのままで、インターネットにも接続されていないようだ。「IPアドレス(機器のネット上の識別番号)のないものをハッキングすることはできない。他のどこにもないシステムだ。これは古い。そして非常に優れている」という指揮官の声を紹介している。

 技術革新で機器は小型化・性能向上が著しいが、反面、弱さも増大していることをしっかりと考慮している。

(2019年10月15日)