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長崎港で護衛艦しらぬい進水

 10月12日、三菱長崎造船所で「あさひ型護衛艦」の2番艦「120しらぬい」の命名・進水式がありました。これが同造船所で建造した32隻目の護衛艦となります(報道の33隻は誤り)。今後、武器取り付けや内装などの艤装工事が施され、19年3月に就役予定です。建造費は759億円。

 「あさひ型」は潜水艦などの捜索能力を向上させた汎用護衛艦艦で、ガスタービンエンジン2基と電気モーター2基を併用した“ハイブリッド護衛艦”で、燃料を25%以上削減できるといいます。しかし2隻だけしか建造せず、戦略的な位置づけが不明な艦です(通常は海自の各4基地に配備)。

 「あさひ型」の艦名は「天象」の名から選ばれたといいます。「しらぬい(不知火)」は九州の八代海で見られる、夜間のイカ釣り漁船の灯火などが干潟の温度差によって横に多数見える蜃気楼のこと。

(2017年10月13日)