ホームニュース一覧2016

米軍佐世保基地の大増強!?

 2月9日に米海軍が公表した17会計年度予算案に、佐世保基地の岸壁の電力供給システム改修費が計上され、最新鋭の強襲揚陸艦とミサイル駆逐艦の配備/補修計画が記されている。

○ジュリエット・ベイスンの3号岸壁に4.16キロボルトの電力を供給できるようにする。費用は1642万ドルで期間は17年5月から18年10月まで。理由は新しい強襲揚陸艦アメリカ(19年に到着)及びズムウォルト級ミサイル駆逐艦の新しい兵器システムに電力を供給するため。

○強襲揚陸艦アメリカは14年11月に就役したばかり。LCACの格納庫を取り除き、航空機用の格納庫を拡大し、飛行甲板も広げ、F35Bステルス戦闘機の運用能力を強化したもの。岩国・沖縄と一体になった海兵隊の遠征攻撃能力はいっそう強化される。

○高度なステルス性と強力な打撃能力を備えたズムウォルト級ミサイル駆逐艦は16年に1番艦(写真)が就役予定、2番艦は17年とみられる。佐世保への「到着時期は不明」で実際に配備計画かどうかはわからないが拠点となるのは間違いない。

(2016年2月10日)