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戦争ができる国の国民はどうなる!?

第4回ピースカフェで熱い議論

 9月5日に開かれた、ながさき平和委員会のピース・カフェは、「集団的自衛権行使容認」の閣議決定を受けて、「戦争ができる国の国民はどうなる!?」とTIさんが問題提起。

 今の自衛隊員は他国の戦争で戦うために入隊していない。集団的自衛権行使となれば除隊者が続出し、「徴兵」が必要となる。政府・財界の進める労働法制改悪で、若者はいっそう慢性的な貧困から抜け出せなくなる。米国のように賃金や年金保証をちらつかせ入隊を誘うだろう。これまで税金を投入して育てた戦闘知識・能力の高い隊員はけっして危険な前線には行かせない。「徴兵」された若者が駒として使われるのではないか。

 自衛隊が事実上の軍隊となり、人を殺す訓練も行われ、様々なストレスから差別・いじめがこれまで以上に横行するだろう。気概を持たずに「徴兵」された若者は、生活のために辞めることもできず、耐えることもできず、「敵を殺すことで今の地獄から開放される」と思い込まされ、善悪の判断をなくしていく。

 米国は日本に幾度も参戦を要求したが、その度に平和憲法のおかげで戦争をせずに済んだ。戦争を放棄し、これからも戦争をしない日本人と思われているから、海外でさまざまな活動ができている。もし海外で武力行使をして「自衛隊」が人を殺すようなことになれば、日本人ということだけでテロリストの標的になる可能性が出てくる。戦争ができる国になるということは、これらのことを覚悟しなければならない。

【参加者でのディスカッションから】

(2014年9月6日)