** すべらない話 **
マリちゃん
僕が小学生の頃の話です。
その当時、僕の家には風呂がありませんでした。
なのでお風呂に入る時は、家族で近所の銭湯に行ってました。
ある日の夕方、母親と銭湯に行きました。
僕は小学校4年生位で、女性の裸に下半身が反応するという訳ではなかったのですが、
ひとりで男湯に入るようになっていました。
銭湯に行く時は、タオル、シャンプー、着替えを持たされていましたが、
その日服を脱いでいると、着替えのパンツが無い事に気付きました。
さては母親がパンツを渡すの忘れたなと思い、
「ねえ、おかあさーん、パンツ無いよー」
と、鏡張りの男湯と女湯の仕切り越しに言いました。
すると、
「あ、こっちに入ってた」
と、母親の声が返ってきました。
その銭湯の男湯と女湯の仕切りには、ドアがあり、男湯と女湯を行ったりきたりできました。
僕は仕方無いなーと思いながら、
「おかあさーん、パンツ無いよー」と、そのドアから女湯へ全裸のまま入っていきました。
するとドアから女湯に一歩踏み出した所で、近所の同学年のマリちゃんと目が合いました。
僕は一瞬どうしようかと思いましたが、何事も無かったように母親からパンツを受け取り、
男湯に戻りました。
男湯に戻ると恥しくてたまりません。
マリちゃんは幼な馴染みで、結構かわいい女の子でした。
その時マリちゃんは、銭湯に来た直後でまだ服は着ていました。
それからいろんな事が頭に浮かんできました。
「明日学校で会ったら何て言おう・・」
「チ○コ見られたかー?」
「もうちょっと後だったら、マリちゃんの裸見れたか?」
それからどうなったか、今はあまり記憶がありません。
マリちゃんとはその後、中学校まで同じ学校でした。
中学時代マリちゃんは陸上部で、走っている姿を見る度に銭湯の一件を思い出し、
走る度に揺れるマリちゃんの胸を見て、ドキドキする青春時代でした。
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