セプロスニュース第9号 2001.6.4
   21世紀・西東京市文化団体ネットワーク設立

 21世紀初頭、西東京市の誕生を迎えました。 また3月27日には40名余の参加を得て、旧田無・保谷の 文化団体がともに連携し、西東京市文化団体ネットワーク設立総会を開催することができました。
 この会の発端は、2000年3月、 NPO法人〔セプロス〕主催で保谷こもれびホール・小ホールにおいて「文化交流会」を開催し、60名余の方々にお集まりいただきました。 その場で、交流会を今後も定期的に続け、保谷の文化について意見交換することが話し合われました。西東京市誕生にあたり市内の 文化団体がともに連携し、新市にふさわしい文化・芸術のまちを創出するために話し合いを重ねてきました。
 目的は・・、 どんな組織に・・、会員はどんな人が・・、会費はいくらに・・、事業はどんなものを・・など一つ一つ丁寧に意見交換をしながら 決定してきました。でもまだまだ議論が必要な団体ではありますが、参加する団体が使いやすく・一緒にやっていて意義の感じられる 組織づくりを目指して今後も検討を重ねていきます。 また市内に住む子どもからお年寄りまで、すべての人が心豊かに暮らせるまち、 新しい西東京市のより良い発展のために・・と。
 こうした活動はセプロスの目的とも重なり合い、ともに西東京市の文化向上の ために協力したいと考えています。

セプロス理事長 浜 いく子

西東京市文化団体ネットワークの展望

副会長・河野正知

 これからの西東京市文化団体ネットワーク、楽しみですね。いよいよ動き出しました。海老沢会長も お忙しい中でも腰を据えて、西東京市の文化の向上に役立ちたいというお気持ちをはっきり伺いました。やりたいこと、やるべきことは 夏雲のように湧いてきます。先ずは「第1回創作美術手工芸展」(会場・コール田無)を成功させることですね。出展者の皆様もそれぞれに 大いに力を発揮すべく張り切っています。そして田無と保谷の融和のため小を捨て大を取りましょう。
 次は広報活動の開始、文化団体交流会の実施、行政当局に対する提言のまとめと交渉等、いろいろあって楽しみです。 特に市当局の提言ならびに話し合いは今後の西東京市の文化にとって、その方向を決める大切な仕事だと思っています。 「一人ひとりが輝くまち」ってどんなまちなのでしょうか。おそらくそれは、市民の「創造する心」が花開き、西東京発の文化の香りが 日本中を流れている時代なのではないでしょうか。私たちはその日を目指して全精力を傾けるとともに、期待したいと考えます。

  何でもかなう交流会開催

 4月21日、2001年度最初の交流会は「何でもかなう交流会」と名づけて〔セプロス〕がこれまでお世話になった方や 関係のある人々45名の参加のもとにぎやかに開催されました。この会で〔セプロス〕は、新しい試みである「地域通貨」の発行を提案 しました。ゲストスピーカーとして多摩市で地域通貨「COMO倶楽部」を運営している松原さんのおはなしと、北海道の栗山町で「クリン」 を発行している宮本さんの参加は地域通貨を実際に使っている現場からの報告として、地域通貨で新しい人と人の豊かな関係が築ける という期待を抱かせるものでした。
 今回の参加者は地域で様々な事業を展開しいつも次の有意義な活動は何かと考えている方が多く、自分たちの事業の発展にどのように 地域通貨が活用できるのか考えてみようという意欲が感じられました。セプロスも地域通貨の発行という提案で市民の間に新しい関係を 作り上げることができるのではないかと実感した会でした。
 今この交流会に参加して下さった方々と一緒に元気な地域通貨を作って行くための活動が始まっています。

何でもかなう交流会に参加して

FM西東京制作室プロデューサー 有賀 達郎氏

 以前から地域通貨って面白そうだな、自分たちの廻りでも出来ないかな、と思っていたところにご案内をいただき、エフエム西東京の取材というより個人的な興味半分で参加させていただきました。「地域通貨で何でも叶ってしまうのかな?どんな会なんだろう」と思いながら初めて参加させていただき、想像以上にいろいろなグループや立場の方々がいらしているのを拝見してセプロスの幅広さに驚きました。
 そして、まだまだエフエム西東京の存在をアピールしきれていないかなと思われる旧保谷の方々とお会いできたのが大きな収穫でした。そして我々がお役に立てそうな場面がたくさんありそうだなと感じました。 「何でもかなう」というわけには行かないかもしれませんが、「何かはできる」というのがエフエム西東京だと思っています。
 地元の情報を流すのはもちろんの事ですが、このエリアをより住みやすい街にして行くお手伝いをしたいと考えています。
 住んでいる市民の方が、この街に住んでいて良かったなと胸を張れるような街に、そして周辺の市民から住んでみたい街と言われるような街になっていく事をお手伝いするのがエフエム西東京の役割かなと思っています。
  「何か出来ないかな」と思ったら我々に声をかけてみてください。

地域通貨Conteクラブは
http://users.goo.ne.jp/conteclub  をご覧ください

お問い合わせは
conte55@fne.freeserve.ne.jp  宛に メール願います
  編集後記

西東京市で6月より開始する「IT講習」にセプロスは、行政の委託を受けて参加します。コラボレイトな関係の 第一歩だと自負しております。
地域通貨の発行の事務局代行に、子育て支援事業のスタートとセプロスの活動は留まるところがありません。
気が付けばあっという間の1年間でした。6月より2年目のスタートです。
これからもご支援をお願い致します。

(佐藤)

NPO法人認証状況(2001年6月1日現在)
申請受理数 /全国 4885 東京 1118
認証数 /全国 4145 東京 929 西東京 15




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 第8号/2000.12.20
セプロス式パソコンサロン開設
        

 みなさま、お待ちどうさまでした。セプロスならではの、とってもユニークなパソコンサロンを11月よりスタートしました。 パソコンを習う/教えるといった硬苦しい'教室'的な雰囲気ではなく、パソコンに初めて触れる人も気軽に参加でき、進行具合もあまり気にすること ない(?)、アットホームな'サロン'です。しかし、レッスン内容は超初心者向けから専門的なスキルアップまで対応できるインストラクターが 揃っていますのでご安心ください。

 パソコンは、生活を便利にして、豊かにするための道具にすぎません。でも、現在のテレビや電話と同じように21世紀のわたしたちの生活にとっては必需品 です。でも、あせらず、ゆっくりしっかりと楽しみを目的にスタートしましょう。
 セプロス方式・パソコンサロンは、ふれあいがテーマです。 キーボードにふれる。マウスにふれる。こころにふれる。人々にふれる。そして、くらしにふれる。老若男女&初心者&子育てママもセプロスでパソコンを 始めましょう。

パソコンサロンのご案内
 開催曜日 月曜日〜金曜日
土曜日はトークの日
 開催時間 (1)午前10:00〜13:00
(2)午後2:00〜5:00
 受講料 ・入会金なし!!のチケット制(初回12枚・継続4枚)
 1回¥3,500(セプロス会員は10%OFF)
 分割払いもご相談に応じます。
 教材資料費は実費¥1,500前後(初回のみ)
  受講人数 1回5〜10名
  特  徴  トークの日(土曜日)
ちょっとわからないことや疑問に思っていることを講師に聞いたり相談する時間です。
(コーヒーを飲みながらのホットタイムです)
 子育てママも大丈夫
どのコースも保育があります。子育てママこそパソコンは生活必需品です。
 フリーレッスンOK
お仲間など5名以上の人数が集まれば、お好きな曜日・時間でレッスンを開催します。
  パソコン持ち込みOK

最近のパソコンは賢くなって、めったなことでは爆発したり壊れたりしません。どんどんふれあって人と人との コミュニケーションの道具として使いましょう。 メールやインターネットがあなたの世界を広げ、多くの人との交流も生まれます。 パソコンサロンでは、そんなあなたへのお手伝いをいたします。是非、遊びにいらしてください。(講師より) \(^o^)/

  保谷の活き活きグループ 紹介
                         レストランの絵       コミュニティ・レストラン           
   木・々 もく・もく   

 2000年11月24日、保谷郵便局本局のナナメ前に樹のかおり漂う優しいレストランが誕生しました。 私たち[セプロス]の理事でもある鈴木美紀と仲間たちが、障害のある人も無い人も、お年寄りも、子育て真っ最中のママも、 いつでも誰でも一人でも、仲間ときても、美味しいものを食べながら楽しくおしゃべりができる場所があったらいいね、という想いで つくったレストランです。
 愛情いっぱいの手づくり料理の数々はお薦めです。バリアフリーの広々としたトイレも完備しているので車椅子の方も安心して ご来店ください。


コミュニティ・レストラン 木・々もくもく
  代表者  鈴木 美紀
   場 所  保谷市本町6-25-1 グリーンコーポラス1階
     電 話  0424−25−6800
     営業時間    月〜火曜日 10:00〜19:00
                 水〜金曜日 10:00〜22:00
                 土・日曜日は予約のみの営業
                 祝祭日はお休みです               
メニューの一部

会員募集中(援助・賛助)
会員になれば…誕生日プレゼントなどの特典あり
こどもを預けてゆっくりお食事できます
いろいろお手伝いして下さる方も募集中

 編集後記

市民版パソコンサロンを始めて1ヶ月。NPO法人としての〔セプロス〕の自主事業がとうとうスタートしました。 講師の方々の多大な労力・熱意と雀の涙ほどの講師料(有償ボランティア?!)にセプロススタッフの情熱で実現できました。 かような協同関係が新しい市民社会の形成の1里塚になることを一足早く初夢にみる編集子です。

佐藤
NPO法人認証状況(2000年12月15日現在)
申請受理数 /全国 3705 東京 877 保谷 9
認証数 /全国 3101 東京 690 保谷 8




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  第7号/2000.9.20
第1回総会 開催        

 2000年7月1日(土)午後1時より生活クラブ生協保谷センターにおいて、法人格取得後初めての総会を開催いたしました。 総会の第一部では、理事長の挨拶に始まり、1999年度総括や2000年度活動方針・長期計画案などを議論して承認されました。そして、任意団体としての2年間の 活動経験をいかして、さらに法人としての社会的責任を自覚しながら市民事業を推進するNPOとして地域=コミュニティに必要不可欠な存在になろうと決意 しました。

 第二部には、大石田久宗氏を講師にお招きして、「NPOと行政・企業のパートナーシップ」について講演会を行ないました。 氏の語る"協働"関係が当たり前のような地域社会が実現できるように〔セプロス〕は行動して行きたいと思います。

 その後は、来賓の方々を交えて楽しい懇談会を行いました。

〔セプロス〕を応援してくれる市民の声援

 情報格差解消をセプロスに期待する情報格差解消をセプロスに期待する NPOのためのNPO、セプロスが法人格を取得した。
実に喜ばしいことである。

 通常NPOといえば身近な活動を組織として具体化したものであることが多い。そのこと自体はよいことだ。多くのNPOの出現によって、 社会の構造は少しづつ変化していくだろう。しかし、セプロスの活動はその動きを大きく加速するものだと確信する。セプロスには、社会全体についての 描きがあるからだ。歴史的社会的文脈に位置付けられた活動は、必ず実り多いものと確信する。

 第一回総会議案書にあるように、今後わたしたちのライフスタイルは大きく変わろうとしている。その中で大切なのは、守旧的に変化に逆らうのではなく、 変化におもねるのでもなく、市民自身が変化をデザインすることだ。セプロスはその過程に大きく関わる。
 ハード面でもソフト面でも市民は判断に必要な十分な情報を必要とする。また、情報のやり取りには技術も必要で、そのためのサポートも用意されなければ ならない。議案書にはさまざまな角度から提案がなされている。この方針の実現を切に望むものである。

 さて、IT革命が進行する中でITディバイスと呼ばれる情報格差が問題となっている。高度の通信技術にアクセスできるかどうかの不平等である。 この格差を解消するものとして、個々人のコンピューターを与え、コンピューターを操る技術を教えることが考えられているようによい変化をこうむるのか、 という実感がなければならない。このような実感は経験によって得られるものだ。セプロスは地域の中で活動することにより、市民に密接した経験を 企画することができるだろう。顔の見えたセプロスの活動だからこそ市民がアクセスしやすいのだ。技術を内側から支える地域内での活動。 この部分をセプロスに期待したい。

(栄町 武田)

   共同オフィスの体験とすすめ 

移動サポートひらけごまは、1999年の暮れから、セプロスと同じ事務所で仕事をしています。 事務所を共同で使用すると、家賃等が削減できる!会議に使う机など、共用できるものもある!ということでの スタートでした。当初は、何かが足りないといえば、どちらかの団体のもつネットワークから提供を受け、 必要なものをほとんど揃えることができて、頼もしく思ったものです。

 あれから、半年をすぎて、現在は、他のメリットも見えてきています。

  まずひとつは、事務局でカバーできない部分のサポートです。そのころ、事務局体制に変更があり、毎日開けていた 事務所を、週3回に変更をしました。それにともない、事務所をあけない曜日の運行フォローを、セプロスに委託 しました。車が出発して、利用者をお迎えに上がるまでに、何かのトラブルがあった場合には、まず、 セプロスが連絡をうけてくれます。ひらけごまのように行政から補助を受けない小さな団体では、かけられる 人件費にも制限がありますので、助かっています。

 次に、他団体と一緒に活動すると、さまざまな情報が入ってきます。この9月にひらけごまも、特定非営利活動法人 の申請をするのですが、それについても、いろいろと申請の先輩であるセプロスに教えてもらいました。また、 地域の情報や、それぞれの専門知識、つちかってきた人のネットワークを相互に活かして、活動をひろげることが できます。

 セプロス代表の浜さんとは、もっと他の団体とも、一緒の事務所を使って、事務局をおいてやれたら、 もっといろんな可能性があるねと話し合っています。行政の考えるNPOセンターとは違うNPO共同オフィスは、 これから、NPOの活動が期待されて、ひろがってゆく時代に有効だと思います。これからもよろしくお願いします?

NPO移動サポート・ひらけごま 代表 秋山糸織)

〔セプロス〕の文化事業


    
 ぞうのババールとフランス音楽の夕べ
 7月21日(金)午後7:00より保谷こもれびホール・メインホールにて開催しました。
 昨年の第1回「親と子のためのフルートコンサート」に続き、親子が一緒に楽しめる企画の第2弾です。 今回は会場もメインホールになりいろいろ心配しましたが、当日は予想以上の親子が来ていただきとても盛り上がったものに なりました。

    
 ランチタイムコンサート
 毎月第三木曜日の12:15〜12:45に保谷こもれびホールのロビーで開催しております。
 当初の市の運営に出演者のコーディネイトなど企画のさまざまなバックアップ支援が認められ、 現在は〔セプロス〕が企画運営を担っております。公共施設を利用した市民事業――市民による市民のための事業――の ひとつです。

      
 ご相談下さい
   コンサートやイベントを考えている方、〔セプロス〕が企画やプロデュースいたします。

セプロス情報
           パソコン教室の開催           

 セプロス方式「パソコン教室」を11月から始めます。セプロスならではの<市民のくらしに役立つ教室>をしたいと思います。乞う、ご期待です。
      生徒として参加したい、方々を募集しております。
      講師として参加したい、方々を募集しております。
      グループレッスン(5名以上)は、随時受け付けます。
 事務所まで連絡ください。

編集後記

夏の暑さにも負けず〔セプロス〕各人は活動していますが、編集子の長〜い夏休みと怠慢でニュースの発行が 大変遅れたことをお詫びいたします。今日のテレビ(9/16)は全局ともヤワラちゃんの金メダル獲得のニュースです。 柔道を初めて16年・オリンピックに出場してから8年目の悲願達成だそうです。スゴイねと感じ入るのみです。〔セプロス〕は 法人としては未だ4ヶ月。粘り強く歩んでいきたいものです。

NPO法人認証状況(2000年9月14日現在)
申請受理数 /全国 3185 東京 757 保谷 6
認証数 /全国 2544 東京 557 保谷 4




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