第6号 2000.4.20
第2回文化交流会 
「みんなで考える文化」
2000年3月24日〔金〕 PM6:00〜9:00 保谷市こもれびホール

 3月24日〈金〉PM6:00から、保谷市こもれびホール・小ホールにおいて「文化交流会」を行いました。 各方面でご活躍の方々に参加いただき、和やかな雰囲気の中で進められました。市内には多数の文化団体がありますが、機能をそれぞれに充分使いあって いないようにも見うけられます。アンケートの中にもありましたが、こうして交流する場が年に3〜4回は欲しいとのことでした。美術展のオープニングを アンサンブルで、「語りの会」の企画に生の演奏を入れる、映画のテーマ音楽ばかり集めたコンサートを企画するなど……協同することによって、 より幅の広い文化の場を作れるのではないかと、大きく広がる夢を感じたひとときでした。

(文化担当 浜)

「文化の集い」に寄せて
ベルシュ・ロッソ 暮らしのデザイン研究所代表   前山美登里

 3月24日にこもれびホールで行なわれた「文化の集い」(セプロス主催)は、年度末ということや春休みに入ってしまったこともあって、 主催者側の予定していた参加人数をかなり下回ってしまった。そのため思いがけずゆったりしたホールで、保谷吹泰楽団の演奏やテーブルごとにアレンジ された花々、ご馳走や飲み物を30人足らずの小人数でたっぷり楽しむという贅沢を味わうこととなった。しかし実は人数が少な目だったことで何よりだった ことは、参加者ひとりひとりの「顔が見えた」ということである。そしてこの集まりの意味を十分に参加者に伝えることができたことではないだろうか。

 杉並区に生まれ、15年前、当時住んでいた駒込からこの保谷に引っ越して来た私は正直、住民意識の落差に愕然としたものである。以来地元には 目もくれず、中央の文化だけに接してきた。福祉も大事だが、あまりにも偏り過ぎていた。一昨年セプロスの浜代表と話す機会があり、保谷にも文化人が 数多くいること、お互いに保谷の文化をなんとかしたいと考えていること、そのためにもこもれびホールを活用したいという同じ思いを確認、協力を約束 したため、今回の「集い」でも、司会を務めさせていただくことになった。

 この「集い」は、小さな文化会や個人が協力して大きな文化事業を成そう、という呼びかけであったが、その意義は”お山の大将”を作らず、 あくまでも横並びで、という点にある。参加者のアンケートでも、ほとんどが次回開催を望んでおり、この「集い」がまずまずの成果をみせたことがわかる。 セプロスのこれからの活動に期待したい。

保谷の活き活きグループ 紹介

こども子ども劇場

 「子ども劇場」といっても劇団ではありません。 会員が観たい聴きたい舞台作品を選んで身近な場所へプロの劇団や演奏家を招き、年に数回の「例会」(公演)を 行なっています。また『舞台鑑賞』の他にワークショップ等の『表現活動』や、キャンプ、祭り、スケートなどの 『遊び』も行なっています。これらの活動を通してふだんの生活の場を豊かな文化的環境にしていくことで、 子供たちを 応援して行きたいと考えています。生の舞台に触れることや、体験を通して得られる感動の積み重ねは 『生きる力』につながる感性を育んでいくと考えているからです。


 私たちの活動はすべて会員の自主運営です。例会の準備等、 みんなでアイデアを出し合って行ないます。大人もこどもも入会金300円、月会費1200円でいろいろな活動に参加できます。
一緒に楽しみませんか。多くの方の参加をお待ちしています。



保谷子供劇場のプロフイール

団体名 保谷子ども劇場
設立 昭和63年
代表者 竹井 昌枝
連絡先 保谷市中町2-3-15
保谷荘 2F
TEL/FAX
0424-21-5133
会員数 256名
今後の活動予定
――是非ご参加ください

「ワクワクさん工作教室」
5月13日(土)14:00〜15:50
住吉公民館集会室 
低学年部例会
「ほのぼのおじさんズ」(おおまる企画)
6月11日(日)13:30〜
柳沢公民館視聴覚室
高学年部例会
「間違いの喜劇」 (シェイクスピアシアター)
4月29日(土)18:00〜
ルネこだいら大ホール

セプロス情報

 事務局代行します
 市民団体で常駐の事務局員を置くには大変な費用がかかります。 でも常に応対できる事務局がいることが社会的に信用される場合があります。セプロスではこんな団体の問題や課題の フォローをすることで、市民の活動を活性化させていくことを目指します。

事務所の住所と電話番号を使用する   1ヶ月 ¥3,000
外からの電話を団体担当者に伝える   1ヶ月 ¥5,000〜
団体の事務局機能として、団体運営・会議運営など具体的にすすめる
  1ヶ月 ¥10,000〜
NPO法人格の取得のためのお手伝いをします
既に東京都では326の団体が法人として認証されています。
会計相談受け付けます
団体の会計でわからないことや、起業の時どのような組織にしたらより良いのか等をご相談下さい。
参加しませんか
花 「初夏の花の寄せ植えづくり」講座 花
 講師 花房 敦子氏
 日時 4月24日(月)10:00〜12:00
 場所 生活クラブ地下ホール
 参加費 3,000円(材料費を含)
本 「子供の心を広げる読み聞かせ」子育て交流会
 講師 桜井 美紀氏
 日時 5月25日(木)10:00〜12:00
 場所 市役所4F 委員会室(保育あり)
 参加費 1,000円
ピアノ 「象のババールとフランス音楽の夕べ」
♪ ピアニスト 秦 はるひ氏
 フルート 安部 みどり氏
 日時 7月21日(金)PM7:00〜
 場所 保谷こもれびホールメインホール
 チケット ペ ア 券 3,000円
前売一般券 2,000円
NPO法人認証状況(2000年4月14日現在)
申請受理数 /全国 2284 東京 541 保谷 6
認証数 /全国 1765 東京 386 保谷 4



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第5号 2000.2.20
第4回異業種交流会
「花を育て・楽しむ会」の開催
2000年1月29日〔土〕 PM6:00〜9:00 生活クラブBFホール

 今回の異業種交流会は、講師に保谷市都市整備部長兼都市計画室長の松永一郎氏と、 一級造園施工管理技士の花房敦子氏をお招きしました。松永氏は、市民主体で活動中の「花いっぱい運動」 発足時のエピソードや今後のまちづくりへの個人的な期待を話され、 花房氏は保谷在住で自ら「緑遊企画」を主宰しながら、東京都海上公園審議会委員等の活動をなされており、 花/公園づくりの貴重なご意見をお話くださいました。

『花を育て・楽しむ会』に参加させていただいて
一級造園施工管理技士 花房敦子(本町在住)

 保谷の中に「花のまち保谷をつくる会」が活発に活動されていることは、一市民として、また緑にかかわる 仕事をする者として関心をもっておりましたが、この「花を育て・楽しむ会」に出席することで、会の成り立ち、 現在の活動、課題について、内側からより深く知ることができました。

 保谷市は緑が多いように見えながら、一般市民の憩える公園面積が、都内で最も低いとは驚きです。しかし、 その限られている公園を美しく活性化させるため、行政と市民が手を取り合って努力されているのは素晴らしい ことと思います。考え感じることが、即、行動につながっているのは熱意ある行政マンと熱意のみならず技術も 持ち合せた市民の核となっておられる方々の存在が大きいと思いました。また、在来種、宿根草、新種なども 取り入れ、育苗を通じて子供たちへの環境教育と幅を広げ、可能性を感じます。

 一方で、限られた予算で、より良く、より広範囲を求められること、大きな市民の輪をとりこめぬイラだち のようなものにも触れ、この2点がこれからの活動のカギになると直感しております。

 東京都の会議の中でも市民参画はますます求められ、市民の方でも与えられるだけでなく、提言してゆける力量を 問われる時代になっていることをひしひしと感じます。一定方向でなく、互いに情報交換しながらより良い方向を 一人一人が考え認め合って行動することが、行政と市民の間でも、市民同士の中でも必要になるでしょう。

主催者から
 「子育てに向いている公園が少ない」とみずからの子育ての体験を織込みながら、花を育て楽しむ方法から コミュニティとしての公園づくりまでを専門的なこともわかりやすく語ってくれた花房氏は保谷在住の市民です。 一方松永氏はまちづくりや市民活動にとても理解があり協力的な保谷市役所の現役行政マンです。〔セプロス〕の 活動はこのような人々の才能や能力を十分に発揮できるコーディネイト事業が大きな目的です。保谷/巷間に 人ありです。

(交流会担当・佐藤 健人)

保谷の活き活きグループ 紹介


保谷市身
体障害者福祉協会



 保谷市は障害者が活き活きと活動するための施設や環境はまだまだ充分ではありませんが、それでも社会の さまざまな場所で障害のある人たちは活躍しています。今回紹介する保谷市役所内の「売店」と「受付」も その一つです。

 保谷市身体障害者福祉協会のプロフィール

設 立
昭和36年
会 員
約170名
代 表
赤羽 恒夫
事務所
保谷市役所の販売所と同じ
連絡先
保谷市ひばりが丘北1-8-22-107
TEL/FAX  0424-22-8852

市役所売店

  市役所の売店はお菓子やお弁当、飲み物などを市役所に来る人たちが手軽にショッピングできる場所として、 又職員のお昼のお弁当を賄う所として便利に利用されています。
  販売は協会の会員6人が交代であたり、さまざまな市民と話をしながら売ることで地域の皆さんに障害のことをもっとよく知ってもらう機会に なればと思いがんばっています。願いは就労できる場がもっとあって障害者ができる仕事を増やすことです。保健福祉総合センターができて、 売店の前を通らずに用事が済むためか、このところ売り上げが減っているのが悩みです。市役所へお出かけの際は是非、立ち寄ってみてください。 おやつやお昼をご用意…はいかがでしょうか。


受 付

市役所に入って最初に目にする左手のカウンターが受付です。保谷市に関わる情報はまずここでお尋ね下さい。 会員が交代で受付にいます。苦情もいろいろ有りますからそうした対応に慣れるまでは大変ですが、皆さんと直接話ができて、役に立てるのが 嬉しいです。これからも市民の皆さんと助け合って生き生き暮らせるようがんばっていきます。

  編集後記

 市民活動のアンケート調査を始めたところ 行政の市民団体の把握が不充分であることがわかりました。 500団体もある保谷の市民の活動を、市民の資源として、おおいにアピールできるようにしたいものです。

(担当/池永)
NPO法人認証状況(2000年2月4日現在)
申請受理数 /全国 1929 東京 458 保谷 6
認証数 /全国 1392 東京 326 保谷 4




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第4号 1999.12.15
臨時総会開催
1999年11月27日〔土〕 PM1:00〜3:00
消費者センター3F集会室

 〔セプロス〕は、特定非営利活動法人設立のための臨時総会を開催しました。
 定款・役員選出・その他の議案を出席者全員に賛同をいただき承認されました。
 法人名は「特定非営利活動法人保谷NPO推進センター」と市、名称は従来どおり〔セプロス〕として活動をいたします。

NPO法人は今!!

 「特定非営利活動法人」の申請受付が始まって、12月1日で1年になりました。 全国でさまざまな市民活動団体が申請に向けて動き始めています。しかし、すべてがスムーズに運んでいるわけではなく、 課題も明確になってきています。

活動分野
特定非営利活動法人申請状況
申請受理数 認証数 不認証数
全 国 1586 1087
東京都 389 264
保谷市
保健・医療・福祉 259団体  64.4%
社会教育、子供の健全育成 121団体  30.0%
まちづくり 120団体  29.8%
特定非営利活動団体の支援 107団体  26.6%
一番少ないのが
  男女共同参画社会の形成促進
38団体  9.5%

平均して1団体が3分野の活動を申請していることになります。

法人化の動機として
個人活動のイメージを払拭できる
「公共の仕事」を担っていることを外部に示すため
活動が理解されやすい
特に福祉分野においては
介護保険の指定事業者になれるが48.3%と約半数を占めています。

その他、申請時の問題点
NPO法の基準が不明確で、非営利活動事業と収益事業の違いがわかりずらい
提出書類の煩雑さ
事業計画などのように、建前的書類の有効性の指摘
申請から認証までに時間がかかりすぎる
その他、近くに相談できる窓口が少なく、民間の相談窓口や会計相談に関して対応が十分でない
 などNPOを支援する体制がほしいという報告がされています。(シーズアンケート調査より)
保谷の活き活きグループ紹介

「花のまち
保谷をつくる会」

―趣味と'公'益を兼ねた市民参加のまちづくり―
  花    花   
 市民みんなで公園をかえる!!

 市民がグループを作り、近くの公園に植える花を選び、植え付け、管理する。市は種苗、肥料などを支援する。市民と行政のパートナーシップ ですすめる花壇づくりが今、市内各地で展開されています。「花のまち保谷をつくる会」はこのグループのネットワーク組織です。行政と協働システム が根づき、順調に育ってきたかに見えますが、ここまで来るのは試行錯誤の連続で、いまなお苦労の種は尽きません。でもそこは花好き人間の集団。 金銭の報酬こそ無いが広い公園花壇で市民から喜ばれる花づくりの楽しみという<報酬>はたっぷりと受けとっています。狭い庭やベランダで 花づくりをしてきたので、広く日当たりの良い公園花壇はまさに天国。新しい花もたくさん育てることができます。この楽しさをエネルギーにして 力強い活動が今日も続いています。

「花のまち保谷をつくる会」のプロフイール
設立 1997年9月
会員数 個人会員26、団体会員18
実施花壇数 公園14、、道路グリーンベルト1
駅前ロータリー、他に試作育苗園1
年間予算額 300万円(11年度予算)
認証関係 保谷市立公園管理協力団体届出第2号
代表者 斎尾敏正
連絡先 ひばりが丘2−11−4
電話0424−21−5624
公共用地で市民参加花壇をつくるには―――

 近くの市の公園の花壇が放任状態なので自分達で花を植えてきれいにしたい――そう思い立ったらすぐ、 「花のまち保谷をつくる会」にご連絡下さい。
  市と交渉して計画承認、技術者と現地調査をして花づくりのアドバイスをし、花壇グループの組織作りを手伝うなどこれまでの経験を生かして あなたの希望の実現を図ります。個人でも、仲良しグループや既存の市民団体でもかまいません。花づくりの専門家、研究家、熟練者の実地指導が 有りますので初心者も安心して参加でき、花作りのテクニックを本格的に学習できます。

編集後記

 今号は〔セプロス〕が私的集合体(?)から公共的組織としてスタートする記念号です 。(もちろんこれから東京都の認証を得てはじめて社会的存在となります。)力不足・情報不足の誌面ですが、保谷のまちに必要不可欠の NPOになるように活動/運動を展開していきたいと思います。




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