第3号/1999.10.20
第1回セプロス自主企画  親と子のためのコンサート 
「フルートオーケストラ」の開催
   1999年9月4日〔土〕 PM2:30〜4:30 こもれびホール

 ピッコロからバスフルートまで、総勢46名のメンバーが舞台から、はみださんばかりにならび、ふだん聞きなれたフルートとは ひと味もふた味も違い圧巻するものがありました。

 中程演奏された流れるようなハープの音色も、日々の雑事を忘れ、ホットする一瞬を与えてくれました。

 保谷市民事業推進センター〔セプロス〕では保谷にお住まいのいろいろな分野の専門家、またこれから世界にはばたく若い芽の紹介など裾野を広げ、 豊かに花開く文化活動を目標に今後も進める計画です。

(文化担当 浜)

フルートオーケストラ「ベルソナ」の保谷こもれびホール演奏会に寄せて
東邦音楽大学助教授 菅原早苗(東町在住) 「フルートオーケストラ・ベルソナ」主宰

 保谷市に住んでもう34年になりますが、この間思いつづけたことに、保谷市にはコンサートホール、会場がない…と言うことでした。
 しかし、待ちに待ったホールの完成はこの気持ちを一新させてくれました。そして今回、〔セプロス〕から、「ベルソナ」公演のお話をいただき、 心から喜んでおります。幸い当日悪天候にもかかわらず、ほぼ会場いっぱいの人たちを迎えることが出来、これも演奏会を運営、又スタッフの方々のご努力の賜物と 感謝しております。それと、普段いつもお目に掛かっている方々の姿を多く見受けられたことも、何かうれしいことでした。少し残念だったことは、会場の小ホールは 音響が想像した以上にデットで、フルートオーケストラの本来の響きを充分お楽しみ頂けなかったことです。これからいろいろな演奏形態でのコンサートが開かれると 思いますが、音響、照明等、より工夫が必要でしょう。文化の、徳に徳に方や市のように、都支部のハザマに位置する、そして以前からの住民と新しく市民になった 住民とのいろいろな意識の差が感じられる地域での、文化運動の展開は時間の掛かることと思います。しかし今回のように、行政主導ではなく、市民文化運動として 実現できたことは大きな意味があろうかと思います。住民の立場に立った、そのニーズに沿った、そして住民で自由な発想での上質な公演が〔こもれびホール〕で 出会えることを、これからの楽しみにしたいと思います。そして、市民の一人として、これからもお役に立てれば・・・・と思っております。

 当日は朝から小雨が降り、雷がなるというアクシデントの中、地元・東町の菅原先生を指揮者にお迎えし、日本でも珍しい「フルート・オーケストラ」が 開催されました。ハープ・渡辺かやさん、フルート・岩間丈正さんの独奏とデュオ及びフルートオーケストラ・ベルソナの皆さんによる、すばらしい音色に、 会場まで足を運んだ多くの皆さんは、一様に満足された様子でした。

当日アンケートより
★ ハープ・フルートデュオはとてもきれいで、感動した(小学生)
★ 大変満足です。甘く力強い音色に感激した。(40代主婦)
★ 素適な音色に酔いしれた。孫と一緒に楽しんだ。(60代主婦)
★ ハープの織り成す美しい音色に耽能した。(70代男性)
★ 出演者に対して舞台が狭すぎた。
★ 演奏中、人の出入りがあってまずかった。                 ……等々

 皆様方からの貴重なご意見を参考に、より充実した企画・内容を、今後もお届けしていきたいと考えています。
保谷の活き活きグループ 紹介

[私たちのお店] 
スペース’ゆう’


―「ごみゼロを目指す市民の会」
 の活動拠点として―


    
仕事の内容
 今年の5月、泉町にリサイクルショップ<「私たちのお店」スペース'ゆう'>が開店しました。この<スペース'ゆう'>は15年来、 ごみ問題とそれに付随する問題に取り組んできた「ごみゼロを目指す市民の会」(設立は6年前)の会員有志10人が始めたお店です。 年来の夢であったこの店はごみを少しでも減らすためのリサイクルショップとして、また市民が誰でも自由に物が言える場として、 ごみ問題だけでなく防災、福祉などのまちづくりの様々な問題の情報を発信して行きます。
 「ごみゼロを目指す市民の会」は会員制で現在70名の賛同会員がいますが、「私たちのお店」の運営は会員がボランティアで担っています。 収益は、お店の運営や活動資金にあてています。
 長年 共に活動してきた人たちですから和気あいあいと楽しい雰囲気につつまれて、お客さんも日毎に増えています。        
グループデータ

住 所  保谷市泉町住吉町福祉会館通り
電 話  0424−25−3749
代表者  坪井 照子
営業時間  am10:00〜pm17:00まで
          (休業 第3日曜日のみ)

「私たちのお店」スペース'ゆう'の利用方法

貸し 棚(横90cm*高さ45cm*奥行き40cm)
に置いて販売する 手作り品も可
ハンガー貸し ハンガースペースに下げて販売する
  共に月3000円と売上げの10%を経費として支払う 
  カンパもよろしく(現在ダイオキシン調査を始めています)
編集後記

 現在〔セプロス〕は、NPO法人格を取得するために発起人会を発足させて設立趣旨、目的の再確認と定款の 検討をしております。
 たった一文字や文章の意味合いについて30〜40分、長い時は1時間くらいかけて議論を繰返しています。徒労なようでもこのような プロセスがきっと貴重で大切なことだと確信しながら、きょうも話は尽きません。
 セプロスニュースは今回で3号となりましたが、試行錯誤の連続です。NPO情報誌として、お知らせ記事よりも「考報」――みんなで 考える――紙面をつくろうと志は高いのですがなかなかうまくいきません。まずは〔セプロス〕の活動をお知らせしながらあせらずに 発行して行きたいと思います。
 まちの話題や気になる個人情報をどしどしお寄せください。セプロスニュースは多くの方の記事を待っております。
   

(ニュース担当・佐藤)
NPO法人認証状況(10月20日現在)
申請受理数 1333件
認証数 /全国 821 東京 179 保谷 2


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第2号 1999.8.20
第3回異業種交流会

「NPOになろう交流会」の開催
1999年7月29日〔土〕

 保谷のまちでそれぞれの分野で活躍中の市民の方々の参加で実りある交流会になりました。
 宮崎俊作氏を講師にお招きし、最初に先生の講演をお聞きして、その後に軽食をしながら参加者のフリートークという形式の交流会でした。

 先生の「市民公務員」や「パーソナルミニマム」論は、これからNPO活動/運動を展開しようとする人/グループにはとても有益で刺激的です。

「NPOになろう交流会」活動報告
―――こんな仕事(自治体公務)は市民がやろう!

    参加者の声

知り合いの鈴木さんからお誘いをいただいて、何はともあれ初耳の「セプロス」に出席しました。「自立した市民」になりたいと思っている私にとって、「NPOを支援する」NPOというのは、高みから物事を見ているようで場違いの感じもしますが、ベースには「自立した市民づくり」があるのだろうと考えて納得しました。

 NPOの資格取得が厳しい現状では、資格の有無を問わずに市民の自立と共生・共助をめざすさまざまな市民活動への支援が、軸になるのではないでしょうか。

 「NPOを支援する」となれば、ヒト・モノ・カネの支援態勢が問われます。とくに、カネの問題は一筋縄では解決できません。志の高い構想に夢を託しながら、足元を固めていきたいものです。そのためにお役に立つことがあれば、お手伝いさせて頂きます。                                                                                               (保谷市柳沢 桝村 實)


    主催者から
 
今回はテーマも人数も絞りより深く意見交換等が出来るように企画しました。

 はじめに「市民が担う自治体公務」の著者で、現在保谷市市民参加検討委員会の座長である元国立市職員の、宮崎俊作氏よりこれからのまちづくりは、計画、企画の段階だけでなく実行そして評価の部分も市民が担う時代である。という話を聞いたのちに、福祉や花づくり、防災、リサイクル等で活動している参加者から現状報告や今後の夢などを話していただきました。2時間という短い時間でしたが、財政難と分権の時代、行政に対して不平、不満をいうだけでなく自らも参加し、責任をも負ったまちづくりを進めるべきであるということが、参加者の中では再認識することができました。

 次回は課題別(花づくり・防災等)交流会を開き具体的な参加方法について話合えるようにしたいと思います。ぜひご参加ください。                                                                            (異業種交流会・担当 鈴木 美紀)


    NPO法対象の12の活動分野
         
1 保健、医療又は福祉の増進を図る活動
         2 社会教育の推進を図る活動
         3 まちづくりの推進を図る活動
         4 文化、芸術又はスポーツの振興を図る活動
         5 環境の保全を図る活動
         6 災害救援活動
         7 地域安全活動
         8 人権の擁護又は平和の推進を図る活動
         9 国際協力の活動
        10 男女共同参画社会の形成の促進を図る活動
        11 子どもの健全育成を図る活動
        12 以上の活動を行う団体の運営又は活動に関する連絡、助言又は援助の活動

保谷の活き活きグループ 紹介
NPO移動サポート「ひらけごま」
   
 車
            
仕事の内容
 
高齢や障害によりからだが不自由で外出の困難な人の外出のお手伝いです。
 優しい気配りと、福祉仕様車の安全運転で利用者が希望されるところにお連れします。通院・施設の送迎はもちろん、身近な買い物・美容院・ 映画・お食事に利用されたり車椅子での家族旅行にも利用できます。
 利用された方から、「良かった」「楽しかった」といっていただける時が最高にうれしいしこの仕事のやり甲斐です。 末長いお付き合いをしていきたいとおもいます。

グループデータ

事務所 保谷市東町6−9−5 若芝ハイツ
電 話 0424−25−3152
代表者 秋山 奈々恵
スタッフ 5名
利用方法

 
会員制 年会費¥3,000
 会員数 56名
 利用料 1時間¥2,000で15分ごとに¥500加算
 利用車 福祉仕様車のタウンエース・ミニキャブ

運転者募集―――リタイヤしたお父さん大歓迎!!

セプロス情報

会員募集
会員   個人・非営利団体 1口  5000円/年
      その他の団体   1口 10000円/年
準会員                1口  5000円/年
         セプロスは会費で運営しています


NPO法人認証状況のお知らせ
―7月30日現在―           申請受理数 1008件
                   認証数 /全国 394東京 39 保谷 1


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創刊号1999.5.20
第1回総会 開催    
 去る4月23日(金)午後6時より生活クラブ保谷センターホールにおいて、 「第1回セプロス総会」を開催いたしました。昨年4月に創立総会を開催して1年が経過しました。異業種交流会をメインの事業 としてきた1年ですが、今年度はさらに法人化を目指し、生活する市民の使える〔セプロス〕にして行きたいと考えています。 ご相談、ご意見も是非お寄せください。

   代表挨拶
 
「すでに始まっている未来!!」の言葉ではじまった〔セプロス〕の創立総会は'98年4月のこと。いつの時代も 繁栄とそれがもたらす負の遺産とは裏腹な関係として続いてきました。20世紀で手に入れた成果を、さらに一人ひとりの生活の 中に実感できる21世紀とするために市民のネットワーづくりを考えています。様々な分野で知恵や技術能力を持った宝の山である 市民が行政や企業の限界を超え、色々な形で小回りの利く、きめ細かな動きで社会の要望を満たし、NPOの本来的意義である 市民の社会参画を作り出す支援をしていきます。
   今年度のセプロスの事業
    異業種交流会
    財政、パソコン その他の講座を企画
    野菜市のコーディネイト
    市民団体の活動調査
    文化企画としてのコンサート
   企画の段階からの参加をお待ちしています。

保谷市民事業推進センター〔セプロス〕の概要
目 的
 
このセンターの目的は、私たちの暮らす保谷のまちにおけるNPO(民間非営利組織)活動の発展をめざし、 地域の支援組織として、広く地域や分野を越えたNPOの活動基盤の強化を図り、新しい市民社会に向けて、企業や行政との パートナーシップの形成を促進することにある。
設立経過
  
 1993年12月
 保谷市協同組合地域協議会(自分たちの必要とする機能やシステムを事業や運動をとおして展開している団体) 長期計画策定。項目の一つとして「市民事業を創る」ことが計画された。
   1995年2月
 「市民事業設置準備会」が地域協議会の諮問機関として設置される
   1996年1月
 「市民事業準備会」が設置され、具体的事業設立への事務局機能となる。
 これらの経過の中で継続した活動を担うために、「市民事業推進センター」を設置して、今ある団体の有効な つながりや新たな事業の創出に向けて活動することとする。

センター概要
運営は会員制度を基本としてNPO型の任意団体として活動を進める。
財政はNPOにふさわしい自主独立の財政を基本とする。
 1 組織運営の基盤となる経費は、会費によって確保する
 2 自主企画事業を実施し、多方面からの助成や寄付を募る
 3 行政の自立のために事業を実施すると共に、行政や企業など多方面からの調査委託や事業を受注、活用する

センター事業
 1 市民の活動相談とそのコーディネイトをする事業
   市民事業を生み出す、人材登録、人材派遣など
 2 保谷の文化に貢献する企画事業
   コンサート、講座、イベント企画、異業種交流など
 3 未来社会に向けての課題の抽出と実現に向けて調査や研究を進める事業
   市民ニーズ調査、マーケティング調査
 4 身近でタイムリーな情報を市民に届けるための広報や情報事業
   機関紙の発行、団体機関紙の編集受託他
 5 その他'センターの目的'を達成するための事業
   キャリアアップ講座など市民事業の育成

セプロスの活動あれこれ
 異業種交流会
   保谷の人々の関係を大切にした新しい地域経済を作りたいと、さまざまな人に呼びかけて実現しました。
 野菜市
   都市農業の新しい在り方を目的に、地元生産者のネットワークづくりと地域住民の交流をしました。
 パソコン講座
   今年の5月17〜26日に開催。普段メカに弱い女性たちも多いに楽しんだひとときでした。今後も開催します。

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