第6缶 缶コレクターの住所
東京や大都市には情報や物が集中します。私のように富山の片田舎で缶コレクターをやっているのは珍しいタイプなのではないでしょうか?なぜ、このような田舎で日本全国の缶を集めることができるのでしょうか。
私が缶を集め始めた頃を思い出すと、ちょうどコンビニチェーンが県内に進出し、あちこちに大手以外のメーカーが参入してきた頃と重なるようです。流通が目に見えてスムーズになり、コカコーラ社以外のメーカーがどんどん参入してきました。
また、地理的要因もあります。日本海側に住む私たちは、裏日本といわれるのを差別だと思い、とてもいやがります。日本地図を逆さまにしてみてください。普通の地図で東京に当たるところが、富山になっているのがわかるでしょう。高速道路が北から南まで接続され、ちょうど日本の真ん中という地理的条件を生かして、日々缶集めの旅に励むことができるのです。
さらに、インターネットを始めたことで、情報交換できる仲間を見つけ、缶収集に拍車がかかったことは否めません。
この他にも、要因はあると思いますが、何よりも「集めたいから」という理由に勝る理由はありません。たとえどんなところに住んでいようと、結局は関係ないのかもしれません。(4月28日)
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