第1缶 「なぜ 缶を集めようと思ったのか」
今から数年前、富山県の山の中の農道をドライブしていたところ、見慣れない自販機を見つけました。それはその当時聞いたことのないオリエンタルと言う会社の自販機でした。その中に変わった色の烏龍茶の缶があり、珍しかったので買ったのですが、今になって思えば、飲む目的以外で缶飲料を買ったのはそれが初めてだったような気がします。この缶が、収集のきっかけとなったのですが、残念なことに現在手元にありません。
もともと車でドライブ旅行をするのが好きで、日本各地をまわっていたのですが、行く先々で記念として、その地でしか手に入らないものを集めていました。それは、ある時は地域限定のお菓子であったり、スタンプであったり、写真であったりしたわけです。その中にはめずらしい飲料の缶もありました。コーラや珈琲、ジュースにお茶といろいろな飲み物があったのですが、中身をすべて自分で飲むと考えたときに、糖分の取りすぎのことが心配になりました。そこで、無糖飲料を集めようといつしか決意したわけです。
最初のうちは、ただ集めて段ボールのはこの中に入れておくだけでした。そのうちに写真を撮って少し整理をしましたが、一度すべてのコレクションを処分してしまいました。集める余裕がなくなったのと、別のことに興味がいってしまったためです。この時にオリエンタルの烏龍茶の缶も捨ててしまいました。
その後、パソコンが急速に普及し、インターネットがはやりだしました。この時期に、ホームページとデジカメと缶とが、頭の中で1つに重なって「これだ!」とひらめいてしまったのです。インターネットで、初めて自分と同じようなことをしている人たちがいることを知り、「あぁ、自分1人だけじゃなかったんだ。」ととても感激したことを覚えています。
ここに掲載されている缶のほとんどは、私が個人的にいろいろな場所へ行き、そこで購入したものです。これからも、日本全国を走り回り、まだ見ぬ缶を追い求めていきたいと思っています。(1月9日)
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