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春の大異音まつり(その2)

Update:2012/4/8
前回はSpeedPlayのペダル起因の異音を解決しました。

ただ、異音というものは一旦気がつくと、改善できるまで
延々気になるものです。
また、異音が気になるときは、異音の原因を探るため耳に
神経を集中したりします。

そんな訳で普段は気がつかない異音にまで気付いたりして。


1.それはショップへの往路で始まった!


  実はショップに行く途中で気がついてました。

  ペダリングを止めると、後ろから小さな金属音が「チン!」となります。

  まさに何かを弾くような音です。
  ほんのわずかな音ですので、本当に注意して聞かないと分かりません。
  
  よくよく聞くと何かを弾いているような音です。
  しかも一定間隔で聞こえます。

  ペダリングを止めると聞こえるというよりは、ペダリング最中は他がうるさくて聞き取れないのかも・・・
  と思ったのですが、どうやらそうじゃなく、本当に空走中しか鳴りません。

  空走中と、ペダリング中で違う動きをするパーツが原因だとすると・・・まずありがちなのが、
  フリー内部の問題ではないか・・ということに気がつきました。

  ピストを除く自転車(ロードバイク、クロスバイク、ママチャリ)は、ペダルを正転すると前に進みます。
  ペダルを止めたり逆回転で回しても、後輪の回転運動には影響を与えません。

  これは、後輪のハブ内に、フリーという機構があるためです。
  フリー内には歯車と爪があり、正転した場合のみ、爪が出て歯車を押します。

  


  それ以外は、逆に歯車が爪を押しみ、ペダルとホイールの回転を切り離します。

  

  よって、空走中の異音、しかも後輪付近から異音であれば、フリーを疑ってかかれば何とかなりそう
  です。

  ただ、ワタシのシャマルウルトラって、英国からの個人輸入品なのでショップにメンテを頼むのは
  ちょっと・・・気が・・・
  やっぱ駄目です。
  まあ、あと、何だ・・・そもそも、シャマル自体売ってませんから頼んでも無理かも。


2.シャマルウルトラをばらす?


  ということで自分で何とかします。

  ええ、好きなんです。下手のナントカですが。

  小さい頃、当時高かったシャーペンを買ってもらって翌日に分解、ぶっ壊したことを今も覚えてます。

  でも、まあ、好きなので。その辺、学習していません。


  幸いにも、シャマルウルトラを自分自身でメンテされるひとは多いようでGoogleで検索すると沢山
  ヒットします。

  便利な世の中なのですが、それでも自己責任というプレッシャーを受けるのは変わりませんけど。
  
  カメガジェをご覧になっている人で、カンパのホイール(カップ&コーン式)をお持ちの方、かつ、
  自分でメンテしたい方がどれくらいいらっしゃるのかは不明なので、詳しくは割愛します。
  必要なヒトはGoogleで検索してみてください。

  ざっくりと手順を紹介すると、以下のとおりです。

   ・自転車から後輪を外す
   ・クイックリリースを取り外す
   ・スプロケットを取り外す(このあたりから専用工具が必要です)
   ・フリーハブ側のクイックリリースの穴に、アーレンキーを差込む
   ・その外側のナットをモンキーレンチで固定し回す。
    

   ・ロックナットが外れると、フリー部分も外れます。
    


  さすがにグリスが汚れていますので、拭きとってキレイにします。
  で、キレイになったら、フリーの状態を見ます。見ても良く分からないのが素人の悲しさ。
  爪の部分は、ほんの少し塗装が擦り切れていますが、問題がでるレベルではありません。
   

  次にシールドを外して、ベアリングを取り出してみます。
  こちらも、グリスが劣化して茶色くなっています。
  こちらもキレイにします。
  

    

  ベアリングは、ケースから取り出しディクリーザで洗浄します。
  ちなみにベアリングを洗浄する場合は、100円ショップの茶こしを使えば簡単です。
   
  
  ちなみに、このこげ茶の玉が噂のセラミックベアリングです。
  ベアリングにも、玉受けにもキズはありません。
  こちらも劣化したグリスを拭き取り、マイクロロンを塗布。

  ここじゃないのであればあとは、フリー側でないほうの問題ということになります。
  逆側も、順番に部品をばらしてみますが、特段問題なし。

  ということで、原因が分からず再組み立て。
  スプロケットを取り付ける直前で、クイックリリースの穴にアーレンキーを差し込んでホイールを
  クルクルと回してみます。
  
  ・・・と、やっぱり再現します。
  リムを回すと音がでず、フリー部分を回すと音がでるので、やはりフリーに原因か?。


3.異音の原因みぃ〜っつけた!


  ということで、溜息交じりで再度分解。
  
  フリー部分の爪をイジッっていると、・・・ようやく犯人が見つかりました。

  フリーの爪は、デフォルト状態で「開いて」いる状態です。
  ペダルを止めた状態のみ、爪が格納され「閉じた」状態になります。

  爪を開くために、円形のバネが使用されています。つまり、バネが爪を締め付けることで、
  爪が「開いた」状態となるのです。

  ペダルを閉じると、爪に強い力が加わり、爪がバネを押し返します。
  このとき、バネの直径が大きくなります。
  大きくなったバネは、端っこが溝からはみ出して歯車に当たり、結果として異音を出したと考えられ
  ます。(図では大げさに書いてます)

  

  問題のバネですが、本当に細い針金で出来ており、簡単に変形します。
  調べてみると最近のモデルでは、より頑丈なバネに変更されたとか。

  新しいバネを取り寄せても良かったのですが、なにせ針金なので、ここは注意深く
  元の形状にもどします。

  で、微調整をすること数回。ようやく異音を解消させることができました。


4.ところで、マイクロロンってどうよ?


  さらっとシャマルウルトラを分解して・・・と書きました。
  まあ、せっかく分解するのですから、ベアリングのグリスアップもやってしまおうと思い立ちました。
  ついでだから・・・と言う理由で使用するグリスを、マイクロロンのアッセンブリールブにしました。

  並行輸入品ですので、お安いのが特徴。色もクリーム色です。アメリカのサイトをみると、
  色をクリーム色に変更したぜ!・・・って書いてあるので、もっともらしいのですが、製品自体の
  成り立ち+並行輸入ということでアヤシサ爆発です。
 
  

  写真下の注射器は、ヤバいヤツではなく、ダイソーの注射器形スポイトです。
  化粧品コーナーで扱ってます。マイクロロンのグリスを投入する際に使います。
  ちなみに針が長すぎるので、この後切断して短くしました。


  まあ、本来セラミックベアリングにはグリスは不要(音さえ気にならなければ・・・)ということもあり、
  軽めのグリスが入っていればOKらしい?(本当?)のでOKとしましょう。

  ちなみに、マイクロロンのチューニングも、割とメジャーらしいです。ただし、賛否両論ありですが。
  
  えーと、肝心の硬さですが、前回のように表現すると、

   ・シマノ DuraAceグリス(あの黄色いヤツ) ・・・ 羊羹
   ・Finish Line セラミックグリス         ・・・ ゼリー
   ・マイクロロン アッセンンブリールブ     ・・・ 冷蔵庫から取り出して1時間くらいしたマーガリン
 
  すみません。表現力無いっす!。

  柔らかいのは間違いありません。ちなみに冬場でも、指につくと液状化します。
  そういう意味で、マーガリンですね。

  効果のほどは・・・機能的には問題ありません。
  音は静かになりました。ただ、もともと私のシャマルウルトラは静かな個体だったので、それほどは・・・。
  踏み出しが軽くなるとか、ギアが1枚重いのを使える・・・というのも微妙です。
  どっちかというと、劣化したグリスを詰め替えて、きちんと玉当たり調整をしたことの意味が大きいかも。

  ・・・そういや、玉当たりですが、購入時よりも若干キツメにできました。
  MAXまで締めて、45度回転戻せばジャストでした。以前は90度戻していたような。


5.おまけ:ベアリング玉を無くしたら・・・


  調子に乗ってリアだけではなく、フロント側もマイクロロン化(?)してみました。
 
  あんまり調子に乗っていたので、ベアリング玉を1個無くしてしまいました。(大泣)
  
  実は、茶こしにベアリングを入れて、ディクリーザであらって、洗面台で軽く水切り・・・・というところで
  ベアリングが飛び跳ねてしまい・・・・。

  ポチャ・・・っと。

  急いで拾い集めたのですが、1個足りません。

  今でも、下水のどこかに、カンパニョーロ謹製のセラミックベアリングが彷徨っているかと思うと
  涙がチョチョ切れマス。

  かくなるうえは、ベアリング取り寄せ(1.5万コース)か、いっそCULT化(3万コース)か・・・と思いました。

  が、思い直して検索すると、セラミックベアリング玉を1個から売ってくれるところがありました。
 
  どうやら下水にベアリング玉を落としたのは、どうやらワタシだけではなさそうです。

  ということで、舟辺精工様へ発注します。

  シャマルウルトラのベアリングは5/32インチ(3.96mm)。1個で86円です。
  G3クラス(最高グレード)のベアリング玉ですので、もともとのベアリング玉より性能UPのはず。
  しかも、日本製の安全、安心モデル!。というか、G3クラスのセラミックベアリングって日本しか製品化でき
  無い模様。他国では歩留まりが悪くって採算がとれないとのこと。
  
  これを、片側15個。左右で30個分発注します。
  1個だけでも良いのですが、1個だけ精度が上がると、他の玉に悪影響があるといけないので、まるっと交換
  です。
  ちなみに30個でも、2580円。送料込みで3080円で済みました。グレート!。

  ありがとう舟辺精工さん!。先人の皆様たち!

  ちなみに、1週間もせず、届きました。
  

  ちゃんとロット管理していただけるようで、次に1個なくした場合、同一ロットを1個だけ発注すれば良いらしい
  です。ありがたや。
  


  同一サイズだけあって、ベアリングケースにもジャストフィット!。

  よかった、よかった・・・ということで、春の大異音まつり、これにてお開きとなります。
  





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