「もしもし」
「もしもし」
「聞こえてる?」
「ああ、よく聞こえる。そっちは?」
「うん、よっく聞こえてる」
「そっか」
「うん・・・・・・・・あのさ」
「ん?」
「何か・・・・照れるねこういうのって」
「・・・・・・・そういう風に言われると余計に照れる」
「・・・・・・・そうだね・・・・ごめん」
「気にしなくていいよ」
「え?」
「改めて言われると・・・・さらにさらに照れる」
「そ、そうだね・・・」
「・・・・・・・・・・・」
「・・・・・・・・・・・」
「・・・・・・・・・・ねえ」
「ん?」
「何か喋って」
「あ、ああ・・・・・・・」
「・・・・・・・・・・・」
「そ、そうだなあ・・・・・・・」
「・・・・・やっぱり・・・恥ずかしいよね」
「う、うん・・・・・・・・よし」
「ど、どうしたの?」
「恥ずかしいついでだから恥ずかしいことするよ」
「は、恥ずかしいこと?」
「ずっと・・・・こうやっている間も君を見ている」
「・・・・・・・・・・・・うわ、本当に恥ずかしいよそれ」
「じっと、一直線に」
「・・・・・・・・・・・うん」
「片時も離さずに、君を見ている」
「・・・・・・・・・・・ボクも」
「見ている」
「見ているよ、ずっと、ずっと」
「うん、見ていて。ずっと、ずっと」
「ああ、約束するよ」
「ボクも、約束する」
「ずっと、ずうっと」
「みているから・・・・・・・・・・」
「・・・・・・糸電話って結構恥ずかしいアイテムだったんだな・・・・今度の読み
切りにお前らの今の会話使わせてもらうわ」
おしまい