以下にある「弱った会社の前兆」は、ソフトブレーンの宋 文洲さんがメルマガにして送ってきたものをそのままコピペしたものです。

宋さんが普段会うような、経営陣を通しての印象を書いたものなので、営業現場や社内スタッフからみればちょっと違和感がありますが、参考までになる感じなので、そのまま転載する形にします。

引用元:
http://www.softbrain.co.jp/mailmaga/back115.html
http://www.softbrain.co.jp/mailmaga/back116.html

弱った会社の前兆

  1. 会議が多くなる
  2. 同じやり方が3ヶ月以上続く
  3. 取締役が営業しない
  4. 美男美女が増える
  5. 文章が多い
  6. 喧嘩をしない
  7. 社員が急に増える
  8. 横文字が増える
  9. 意味不明な部署が増える
(1)会議が多くなる
 不思議なことに会社が弱くなるとやたらと会議が増えます。部長や役員のスケジュールを覗いてみると会議で大半の時間を占めています。その分、必ず部下を巻き込んでいるので会議室が足りない状況が続きます。末期症状になると企業なのに「○○○委員会」とか「○○○協議会」のような役所的な会議組織までが出来上がります。会っても議論しない、議論しても実行しない、実行しても検証しない、検証しても責任を取らない。会議の多い組織は絶対責任に辿り着かないのです。

(2)同じやり方が3ヶ月以上続く
 朝礼や発表会など、どこの会社にも定期的な行事があります。その定期的な行事が同じやり方で3ヶ月以上続く会社はだいたい弱っています。もともと行事の目的は何らかの経営課題を解決するためにあります。3ヶ月もすればだいたいボトルネックが移動しているはずです。それにも関わらず以前の課題のための形を取り続けることは怠慢の始まりです。
(3)取締役が営業しない
 取締役クラスの偉い人が営業しない会社に良い会社はありません。役員やそれに該当するリーダーが営業にいくことに以下のような重大な意義があります。
・顧客を知る。事業を知る。変化を知る。現場を知る。
・社員がトップの動きをみてモチベーションが上がる。
以上の2点が大事にされていない会社は弱まります。
(4)美男美女が増える
 偏見かもしれませんが、このような傾向を感じてなりません。昔有名なベンチャー投資家が「美人の秘書を持つベンチャー経営者はダメ」という「偏見」を持っていましたが、堀江さんなどの「風雲児」をみて見事にそれは当たりました。たぶん見栄や格好を気にすると組織が甘くなると思い ます。
(5)文章が多い
 内部向けの文章がやたらと多い組織はよくない組織です。議事録、会議録、報告書、日報、メール・・・文章の長い人ほど、多い人ほど仕事ができません。ダメな上司は文章を読み、ダメな部下は文章を書き、作文で時間を消耗して仕事ごっこをやります。だいたい文章が下手な人ほど文章を書きたがるので読まれないのも当然です。
(6)喧嘩をしない
 喧嘩をしないというよりも遠慮がちといったほうがもっと適切かもしれません。会議や打ち合わせの際、遠慮なく上司、同僚、部下に対して言うべきことを言える組織は活力がある組織です。意見といえばよく思い付くのは部下が上司に意見をいうことですが、実は上司が遠慮なく部下に意見を言えることがもっと大切です。部下の意見を大切することはイコール部下に遠慮することではありません。部下の欠点を叱りながらも意見の大切な部分を見抜くリーダーの純心が必要です。仕事上の意見がぶつかっても個人感情にシコリが残らないのはよい組織です。
(7)社員が急に増える
 利益率が低下しているのに社員がどんどん増える会社は弱まります。顧客ニーズが鈍化しているのに組織を肥大化させることはトップのリスク感覚がない証拠です。やがて社員が顧客利益と関係のない仕事を増やすことになります。その過程で顧客ニーズが減少に転じるケースが多いので会社は一気に赤字体質に変わってしまいます。この不況下でこのような組織は簡単に炙り出されます。
(8)横文字が増える
 不思議に外来語を多用する組織は弱くなります。正確な理由は分かりませんが、たぶん誤魔化しが増えるからだと思います。ちゃんとした日本語があるにもかかわらずわざと英語を使うのは単刀直入に問題の本質に触れたくないからです。その姿勢がまずトップから滲み出し、徐々に組織全体に浸透し、やがて誰もが難しい課題、問題のある事業から目を逸らすことになり、企業の潜在リスクが膨張してしまいます。
(9)意味不明な部署が増える
 部署が多い会社はまず分かりにくいです。それは外部からみて分かりにくいだけではなく内部も分かりにくいのです。過剰な分業は社員の事業への理解と参加意識を薄め、顧客との距離を増大させることになります。なるべく損益計算書(PL)に直結する組織の作り方をしたほうがいいと思います。シンプルになるだけではなく、損益への貢献度も一目瞭然です。意味不明な部署が多いことは利益を生む 過程と事業が絞られていない証拠です。