石 鎚 山 いしづちやま(1982m)

登 山 日 2003.05.04
コ ー ス 石鎚山温泉「京屋」駐車場〜石鎚山登山ロープウェー駅=山頂駅(1280m)〜石鎚神社(成就社・1400m)〜試しの鎖(1600m)〜夜明峠(1652m)〜一ノ鎖〜二ノ鎖〜三ノ鎖〜弥山(1974m)〜天狗岳(1982m)〜弥山(昼食)〜鎖の巻道〜石鎚神社〜西ノ川〜駐車場(「京屋」にて温泉入浴)
所要時間 7時間
天   候
メンバー 4名


石鎚神社成就社
石鎚山は、四国だけでなく、西日本で一番高い山である。

前夜、西条市内で遅い夕食を取り、石鎚山登山ロープウェーの乗り口にある「京屋」駐車場に着いたのは夜10時30分。前日自宅を出てから、24時間ノンストップ。運転での寝不足と剣山登山の疲れからか、駐車場に止めた車の中で全員が泥のように眠りについた。

5時に起床して身支度を整えていると、ロープウェーの始発は7時30分とのこと・・・。始発が遅いのが幸か不幸か、昨夜コンビニで買ったカップ麺・おにぎり・コーヒーで、ゆっくりと朝食を取ることができた。ロープウェー駅へ行くと、大勢の登山客で混雑していた。登りだけの片道切符を買い、改札口へ。石鎚山登山ロープウェーは、山麓下谷と山頂成就の間1.4kmを7分30秒で結び、一気に標高差約850mを駆け上がる。

山頂駅から石鎚神社成就社へ。境内手前の鳥居の間から、これから登る石鎚山の姿が、御神体のよう現れた。参拝は帰りにして、早々に山頂を目指して、ブナ林の中を進む。アケボノツツジが花盛りで、林のあちらこちらでピンク色の可憐な花を咲かせていた。

標高1600mに試しの鎖があり、これを登ると岩峰・前社ヶ森の頂で眺めがいいが、また鎖で下ることになる。この後に控える、一ノ鎖・二ノ鎖・三ノ鎖の予行練習には丁度よいが、各鎖には巻道があるので自信のない人そちらがお勧め。夜明峠を過ぎると、いよいよ長さ33mの一ノ鎖。鎖の感触を確かめながら登ると、開けた場所に出る。前方には、二ノ鎖・三ノ鎖、そして弥山・天狗岳と立ち塞がり、ここまで登ってきた安堵感とこの先の不安がよぎる。

石鎚山の鎖場に奉納された鎖は、一つが40〜50cmのものが連なっている、大きなものである。鎖の安定感はすごく良いが、岩への注意が疎かにならないか・・・などと考えながら、無事に二ノ鎖(65m)・三ノ鎖(68m)をクリアーし、弥山の山頂に到着した。ここには、石鎚神社奥宮があり、多くの登山者が休息をとっていた。

石鎚山最高峰の天狗岳は、弥山から東南の切り立った岩峰の先である。弥山と天狗岳間を慎重に往復し、弥山の神社前で昼食。いつも思うのだが、頂上での柑橘系の果物とキュウリのお新香は、美味しいものだ。

下山は、鎖を登る人が多いので、巻道を通る。これから登る人と挨拶を交わしながら、石鎚神社まで下山して、休憩と参拝を済ます。同行者3名はロープウェーで下山したが、私だけ西ノ川に向け登山道を下山した。しかし、杉林の中の見通しのきかない道であった。
下山して、地元ガイドの方に訪ねると、明夜峠から天柱石・刀掛・岩原を通る御塔谷沿い
の道が眺めも良くお勧めという。

アケボノツツジ

夜明峠付近から

二ノ鎖・三ノ鎖
そして、弥山へ

二ノ鎖の登山者

弥山からの天狗岳

天狗岳山頂

登山道を振り返る