大 山 (1729m)

登 山 日 2003.05.05
コ ー ス 大山寺駐車場〜登山口(800m)夏山登山道〜六合目非難小屋(1350m)〜山頂(弥山1709m)〜六合目非難小屋〜行者谷(行者コース)〜元谷〜大神山神社〜大山寺〜駐車場
所要時間 5時間
天   候
メンバー 4名


八合目から山頂

木道

弥山山頂

山頂より剣ヶ峰

米子市方面

元谷より北壁

大神山神社

 米子市や松江市など西側からの大山は、「伯耆富士」や「出雲富士」と呼ばれるように、富士山のような優美な姿を見せる。しかし、大山寺側から見た大山は、北壁・南壁・東壁がそそり立ち、荒々しい一面を覗かせている。最高峰の剣ヶ峰(1729m)や天狗ヶ峰(1636m)のピークもあるが、崩壊が激しく通行禁止となっていて、現在登頂できるのは1709mの弥山までである。
 大山寺の駐車場を6時に出発。すぐ脇の登山口から、夏山登山道を登る。大山寺の境内にある阿弥陀堂や西日本一といわれるブナ原生林を眺めながら、新緑のブナ林を進んで行く。五合目(1250m)あたりで森林帯は終わり、六合目の非難小屋あたりからは火山砂礫のきつい登りになる。そんな急登も、北壁の岩肌の眺めと、遠く眼下の中海や宍道湖の素晴らしい眺めが忘れさせてくれた。
 八合目を過ぎると緩やかな登りになり、1580m付近から弥山山頂部までは木道が敷かれ、ダイセンキャラボクの純林が広がる。さらに、この辺は高山植物が多く見られ、ダイセンヒョウタンボクが華麗な花をたくさん咲かせていた。


ダイセンヒョウタンボク

 山頂で小休止をして下山。六合目非難小屋で、前日の石鎚山で会った2人連れに再会した。ゴールデンウイークの5月3日〜5日で、剣山・石鎚山・大山を廻ったという・・・こんな計画をたてるのは、私達だけではなかったと、少しだけ安心した。
 五合目付近から行者コースに入り元谷へ。平成12年の鳥取西部地震直後は通行止めになっていたというが、今は整備されて快適なコースである。そして、元谷から見上げる北壁には、残雪が残る沢の上で剣ヶ峰や天狗ヶ峰が猛々しくそびえていた。