仙 丈 ケ 岳せんじょうがたけ(3033m)No.78
登 山 日 | 2004.07.31 |
コ ー ス | 戸台口(南アルプススーパー林道経由 バスで60分)〜北沢峠2030m6:30〜五合目(大滝ノ頭)2519m〜小仙丈岳2855m〜仙丈ケ岳3033m9:17〜仙丈非難小屋(昼食)〜馬ノ背ヒュッテ2650m〜滝見台〜大平山荘(泊) |
所要時間 | 9時間 |
天 候 | 雨 |
メンバー | マンデー山の会 3名 |
2004「マンデー山の会」の夏期登山は、7月31日〜8月2日の日程で、南アルプスの仙丈ケ岳・甲斐駒ケ岳・北岳に決定。縦走も考えたが、途中でアクシデントがあってもエスケープが可能なように、北沢峠・広河原の山小屋に泊まり登山することにした。
7月31日未明、中央高速道伊那ICの出口に、メンバーのこっしー・やよい・私の3人が集合。近くのコンビニで食料を買い込み車中で仮眠、バス発着所のある戸台口へは朝5時少し前に到着した。すると、バスの始発は6時25分のはずなのに、待合室には長蛇の列ができている。登山者に尋ねると、「乗客数がバスの定員になれば、5時から運行を始める」とのことで、急いで身支度をして2台目(5時10分発)のバスに乗ることができた。
北沢峠へは、南アルプススーパー林道をバスに揺られ60分。途中、バスの左側に見えた、甲斐駒ケ岳から北西に伸びる、鋸岳のギザギザ尾根が勇壮だった。標高2030mの峠は雨で、バス停脇のテントでレインスーツ・スパッツ・ザックカバーで雨支度。登山者の多くは甲斐駒ケ岳方面に消えて行ったが、メンバーは道を挟んだ仙丈岳へのルートを選択、6時30分に山頂に向け歩きはじめた。
小仙丈経由で山頂を目指すが、登山道は樹林帯に加えて雨、いつもの賑やかな山行きとは違い、ただ黙々と進むほかなかった。五合目での休憩を楽しみに登って行くと、休憩する一団に出会い「五合目はまだですか?」と尋ねると、「ここは、小仙丈です」とのこと。そういえば、途中に「大滝ノ頭」(五合目)と書いた看板が・・・、無言で登れば早く登れるんだと感心。ここで、身体が冷えない程度に、小休止。
尾根上の登山道は、森林限界を超えると砂礫の道に変わった。比較的幅のある尾根だが、悪天候で見通しが効かず、台風の影響からか時折吹きつける風に飛ばされぬよう、身を屈めながら山頂を目指した。「ただ、山頂を目指す!」という感じで登って行くと、あっけなく山頂に到着。メンバーは、記念撮影をして、足早に山頂を後にした。
雨の仙丈ヶ岳山頂 |
双児山から仙丈ヶ岳(翌8/1) |
山頂からカール状になった稜線を下りると、千丈小屋に到着。風雨を避けるため、軒下を借りて、風雨を避けながら昼食を取るが、居心地がよく1時間以上も長居をしてしまった。小屋を出て、ハイマツの稜線から樹林帯をジグザグに下って行くと、馬ノ背ヒュッテ。更に、木々の間の急坂を下り、今晩の宿である大平山荘に到着した。
レインウエアを着通しの山行きであったが、山荘到着の頃には空も明るくなり、夕食までの時間をビール片手にゆっくりと過ごした。林道そばの山荘だけあって、食事も豪華。明日の青空を祈りながら、19時に就寝した。