大 菩 薩 嶺 だいぼさつれい(2057m) No.70

登 山 日 2004.04.22
コ ー ス 上日川峠(1587m)〜福ちゃん荘〜大菩薩峠(1902m)〜雷岩〜大菩薩嶺(2057m)〜雷岩(2037m)〜唐松尾根〜福ちゃん荘〜上日川峠
所要時間 2時間20分
天   候 晴れ
形   態 単独

 4月とは思えない高い気温と晴天が続き、こんな好気象を逃してなるかと溜まった公休を取り、大菩薩嶺へ登ることにした。朝5時に家を出て、首都高・中央高速を乗り継ぎ、勝沼ICで下りる。塩山市内で国道411号線に入り、途中から大菩薩峠方面に右折、山道をひたすら登って「ロッジ長兵衛」のある上日川峠に着いた。峠には、駐車場・公衆トイレがあり、ロッジの右側には水場も整備されていた。

 大菩薩峠を目指して、8時30分に歩き始める。登山道右下に、福ちゃん荘まで舗装路が並行していて、MTBで登って来てもいいかな?と思う。福ちゃん荘で温度調節のため上着を脱ぎ、富士見山荘・勝緑荘方面へと先を急ぐ。このルートは、山荘への物資運搬のために整備されていて、登山道というよりも林道である。傾斜が増し、唐松林の中をしばらく進むと、程なく介山荘に到着。8月後半に行われる「大菩薩峠登山競争」(15.7km)のゴールはどこかと、山荘の人に尋ねると「すぐそこだよ」と・・・。そこには、峠の標柱と小説『大菩薩峠』の著者、中里介山の記念碑が建てられていた。


緩やかな尾根を進み、1つ目のピークを過ぎると、賽ノ河原である。峠から見て、大菩薩の最高峰かと思ったピークは、妙見ノ頭。展望のよい緩やかな尾根が続き、神成岩の先の雷岩で写真を撮りながら小休止をとる。ここからは、針葉樹林帯に入るが登山道は緩やで、すぐに大菩薩嶺に到着した。後から来た登山者と写真を撮り合い、おにぎりとソーセージを食べる。頂上は、樹林に囲まれ展望は悪いが、落ち着ける場所だった。


頂上を後にして、雷岩まで引き返すと、岩の上には休憩をする人が沢山いた。ここで右折して、唐松尾根をストックを使い下山した。雷岩直下は急坂が続き、このルートを下山に選んだのは良かったと思う。登山道は、福ちゃん荘の真上に出て、そこから往路に通った道を上日川峠まで下った。駐車場に着いたのは11時前で、これから山頂を目指す登山者が多かった(地図に記載のコースタイムは約3時間30分)。帰りに、日帰り温泉の「大菩薩の湯」に浸かり、汗を流した。