甲 武 信 岳 こぶしがたけ(2475m)No.67

登 山 日 2003.10.31
コ ー ス 西沢渓谷入口村営駐車場(1100m)〜戸渡尾根(近丸新道)〜木賊山(2468.6m)〜甲武信小屋〜甲武信岳(2475m)〜甲武信小屋〜戸渡尾根(徳ちゃん新道)〜西沢渓谷入口
所要時間 8時間
天   候 晴れ
メンバー こっしー

戸渡尾根から望む富士山

木賊山からの甲武信岳

山頂から、金峰・鳳凰・北岳

勝沼ICから塩山市内を通り、国道140号線で西沢渓谷へ。その入口にある「道の駅みとみ」で仮眠を取った。5時に起床したが、駐車場の気温はなんと2度。震えながら、現地で待ち合わせたこっしーと朝食をして、村営駐車場に車を移動した。登山口の西沢渓谷は、早朝のため観光客もなく、紅葉を独占して歩き始めた(6時20分)。

渓谷沿いの道を15分も歩くと、右手に甲武信岳への登山道が現れた。林業のために敷設したものか、古い軌道跡のある登山道を進む。水量の少ないヌク沢を渡りしばらくすると、同じ西沢渓谷からの徳ちゃん新道と合流して尾根道になる。登山開始から2時間、この戸渡尾根では所々眺望が開けて、写真撮影や休憩をしながら山頂を目指した。

雁坂峠からの縦走路に合流して、左(西)へ少し行くと木賊山の山頂。さらに進むと、目の前に甲武信岳が姿を現した。木賊山より約6m高い甲武信岳へは、甲武信小屋のある鞍部まで下りて再び登る。甲武信岳登頂は、登山開始から4時間後であった。

山頂は、山梨(甲斐)・埼玉(武蔵)・長野(信濃)3県にまたがるため、それぞれの看板が立てられていて、その様子が可笑しくもあった。天候にも恵まれ、360度のパノラマで山々が望め、富士山から近くは金峰山、遠くは北アルプスの雪の槍ヶ岳まで見渡すことができた。名残惜しさから、山頂には1時間滞在したが、信濃川源流のある、毛木平方面からの登山者が多かった。

下山時は、甲武信小屋前の日溜まりのベンチで休憩して、徳ちゃん新道を通り戻った。西沢渓谷は、先ほどまでの静けさが嘘のように、観光客の歓声があふれていた。