雲 取 山 くもとりやま(2017m)No.66

登 山 日 2003.09.29
コ ー ス 後山林道最終地点からMTBで鴨沢バス停へ、鴨沢登山口(590m)〜堂所〜七ツ石小屋(1757m)〜七ツ石山〜石尾根〜小雲取山(1937m)〜雲取山(2017m)〜奥秩父主脈縦走路〜三条ダルミ〜水無尾根〜三条ノ湯(1100m)〜後山林道最終地点(900m)
所要時間 5時間30分
天   候 曇りのち晴れ
メンバー やよいちゃん・こっしー・もんちゃん・私

『マンデー山の会』のメンバー

石尾根と奥多摩の山々

「月曜日が休日の仲間と山に登れたら」と集まったメンバーで、『マンデー山の会』を結成することになり、その発足の場に選んだのが東京都の最高峰雲取山である。メンバーは、私と3名の乙女たちで、リクエストは「山に行ったら温泉と美味しい食べ物」ということで、鴨沢から登り三条の湯で入浴というコースに決定した。

帰路は、三条ノ湯下の後山林道から車で下山することにして、前の晩に林道最高地点へ車を運んだ。渓流沿いの真っ暗な林道では、何度もライトの光に鹿の群が浮かびあがった。3週前の下見では、渓流釣りや行楽客が多かったのに、夜は鹿たちの楽園になっていた。車中で仮眠のあと、MTBで待ち合わせの鴨沢バス停へ向かった。

バス停脇の駐車場でメンバーと合流、身支度を整えて奥多摩湖と道を挟んだ登山口から、7時30分に山頂を目指して歩き始めた。最初は、お互いの脚力がわからずに黙々と進んだが、それも束の間で三乙女の会話は、おばさんの大集団にも匹敵するものだった。堂所を過ぎて1時間目の休憩時には、笑いすぎて脇腹が痛いくらいだった。

七ツ石小屋下の水場で給水し、小屋の脇を通って石尾根に取り付くとすぐに七ツ石山である。尾根上の登山道は、山火事の延焼を防ぐために広く伐採されていて、眺めも良く歩きやすかった。奥多摩小屋を右に見て、急斜面を登ると小雲取のピーク。そこから少し下ると、前方に雲取山頂が見える。最後の斜面を登り全員山頂に立った。

雨も心配された天候だったが、山頂は薄日が差していた。富士山は望めなかったが、来月の長谷恒カップで登(走)る三頭山や御前山など、奥多摩の山々を間近に見ることができた。全員で山頂の看板を囲み記念撮影、そしてお楽しみのランチタイム。持参した魚肉ソーセージを全員で頬張ったが、おじさん的発言は反撃が怖いので自粛した。

下山時は、山頂から登山道を西方面へ向かい、三条ダルミを通り三条ノ湯に着いた。この小屋は、元は東京都の水源林管理の作業小屋だったが、昭和25年から登山者に開放しているという。温泉の湯船は2つあり、その1つを男女の時間差で使用していて、女性たちの前に浸からせてもらった。彼女たちを待つ間、沢のせせらぎを聞きながらビールを飲み、いつの間にか寝てしまった。

三条の湯から林道最終地点までは、眼下の沢に木漏れ日が差す登山道を約20分で、東京都の自然も捨てたものではないと感じさせる(実際は山梨県だが・・・)。帰りの道すがら、奥多摩湖畔で釜飯を食べながら、次回の山に思いを巡らせるメンバーであった。