蓼 科 山たてしなやま(2530m)

登 山 日 2003.05.25
コ ー ス 夢の平有料道路=蓼科山七合目(1900m)〜将軍平(蓼科山荘/2360m)〜蓼科山フュッテ〜蓼科山頂(2530m)〜将軍平〜蓼科山七合目
所要時間 2時間
天   候
メンバー 単独


蓼科山七合目登山口

蓼科山山頂

蓼科山から八ヶ岳の遠望
北八ヶ岳山麓の小海町で開催された、「八ヶ岳トレイルフェスティバル」(5/24)のトレイルラン25kmに参加。近くに短時間で登れる山は・・・と、思案して決めたのが、この蓼科山である。
蓼科山は円錐形の綺麗な山で、幼かった我が子たちと山麓で景色を眺めながら、キャンプをした想い出の山である。

レース翌日(5/25)、4時に起床。眠い目を擦りながら小海町を出発し、麦草峠(2100m/国道最高地点)を経て、白樺国際スキー場から夢の平有料道路を通り、標高1900mの七合目登山口に到着した。駐車場で身支度を整え、5時30分に登山道入口の鳥居をくぐる。

ダケカンバの白い樹肌を眺めつつ平坦な登山道を進むが、20cm位の石がゴロゴロと転がっていて、急ぐ(走る)登山には不向きである。次第に勾配が増し息が荒くなるころ、残雪が現れた。5月下旬といっても2000mを越える山、慎重に道を選び登った。

あと少しで将軍平というとろで、下山する夫婦連れと挨拶を交わす。開けた将軍平には、蓼科山荘がある。ここから先は、大きな石がゴロゴロ乱立する急斜面であるが、残雪がその石を覆い隠していた。「軽アイゼンを持参すれば」と思いながら登っていると、いきなり視界が開けた。

小さな雪原をバランスを崩さぬように登ると、蓼科山フュッテ、その先は山頂である。そこは、直径が150m位の平らな場所で、大きな石が一面にゴロゴロした広場であった。山頂の碑まで石の上を飛び越えて行き、反対側の女神茶屋側から登ってきた人とカメラを交換して記念撮影した。

雲海に八ヶ岳の天狗岳や赤岳の峰々が浮かぶ。早朝で下界は霧の中だろうか?風力発電のプロペラが唸り声をあげる蓼科山フュッテの陰で、風を避けながら休憩し、6時50分に下山を開始した。少し緩んだ雪の上は慎重に下り、将軍平からは下山を急いだ。

7時30分、朝挨拶した夫妻と同時に七合目登山口へ到着すると、駐車場は山頂を目指す登山者であふれていた。