御  嶽おんたけ(3067m)No.60

登 山 日 2004.08.13
コ ー ス 三岳村・お祭り広場(800m)6:00〜霊峰ライン(日の出滝・神王原)〜中の湯(六合目 1872m)7:40〜行場小屋(七合目 2130m)〜女人堂小屋(八合目 2370m)8:48〜石室山荘(九合目 2830m)〜御嶽(剣ヶ峰山頂 3067m)9:54 《往復》 ゴール:12時55分12秒
所要時間 6時間55分12秒 行程:42km
天   候 快晴
メンバー 第17回 御嶽スーパートライスロン参加の105名の仲間たちと

 「御嶽スーパートライアスロン」は、毎年お盆の8月13日に開催され、今年(平成16年)で第17回目を迎えた。大会は、三岳村のお祭り広場をスタートとして、第1種目のBIKE(自転車)で16km(標高差1072m)先の六合目まで上る。第2種目は登山で、そこから御嶽山頂3067mまでの距離5km(標高差1195m)を駆け上がって折り返し、また六合目まで戻る。ラストの第3種目は、BIKEで上って来た道を、今度はランで戻るのである。コース行程は、距離42kmで標高差2267m。一説に、日本一過酷な筋肉痛をもたらす大会という。《木曽町三岳観光協会ホームページへ》


スタート前、緊張のひと時

女人堂小屋から山頂方面

御嶽山頂(折返し地点)

 参加するにあたり、体力・練習量ともに不十分なのは承知していたが、制限時間をフルに使い「霊峰 御嶽」に挑戦するのを目標に参加申請した。大会事務局から参加承認書とゼッケンやパンフが送られて来て、それから慌てて練習をするが、無駄な努力だった?。大会前日、朝4時30分に自宅を出発。都内で乗せた友人と奈良井宿などを観光をして、12時30分三岳村に到着。会場のお祭り広場で受付を済ませて、選手説明会に出席。宿では、再会した仲間たちと、明日の健闘を祈り祝杯を挙げた。

 スタート時刻の6時が近づくと、完走が目標といえども緊張する。号砲が鳴り、BIKEの一斉スタートで、トランジット(中継地点)の御嶽山六合目を目指す。選手のBIKEは、ロードとMTBとの比率が約5:1で、私は迷わずMTBを選択していた。ギア比が大きく楽に上れるはずのMTBでも、標高差1027mのヒルクライムは辛く、ゴールに着いた時には足が一杯一杯。トランジットのボランティアたちに元気を貰い、ヘルメットを脱ぎシューズを履き替えて、第2種目の登山に移った。

 登山コースは、初めから急勾配で始まって、木の階段や岩の段差が待ち構えていた。BIKEで足を酷使したために、左太股の裏が痙攣して、段差を登れない。右足を大きく・左足を小さく、身体を騙しながら30分くらい登ると、痙攣が治まってきた。苦しくても、大好きな登山である。持参のデジカメを後ろポケットから出して、写真を撮りながら登った。女人堂小屋の森林限界付近で、折り返してきたトップの選手とすれ違う・・・。マイペース・マイペースと思いながらも、心拍があがり喘ぎながら登った。

 山頂の折り返し地点で、スタッフに記念撮影をしてもらう。さらに、三角点にタッチして、登頂記念撮影。これで、26座目の日本百名山である。♪夏でも〜寒い ヨイヨイヨイ・・・登りの苦しさから開放されて、下りは身体が冷えて心地よかった。それも束の間で、下りの衝撃に足が悲鳴をあげて、また汗が噴出する。そして、BIKE中継地点からは、舗装路である。更なる衝撃に、箱根駅伝第6区の山下りの選手を思い、ゴール後に我が身を襲うであろう筋肉痛が心配になった。苦痛と夏の日差しで朦朧とする頭を、道路脇に湧き出る清水で冷やしながら下る。スタートから6時間55分、仲間達に迎えられてゴールテープを切った。その後、表彰式、完走パーティーに出席して、家路に就いた。