筑波連山縦走(最高峰:筑波山女体山877m)

登 山 日 2006.04.17 筑波連山縦走概念図
コ ー ス 雨引観音8:00〜関東ふれあいの道(登山口)8:08〜雨引山(409m)8:40〜燕山(701m)10:02〜加波山(709m)10:35〜丸山(576m)〜一本杉峠〜足尾山(627m)11:45〜きのこ山(528m)〜上曽峠13:30〜湯袋峠14:30〜国民宿舎15:00〜東筑波ハイキングコース(林道)〜筑波高原キャンプ場16:10〜女体山(877m)16:55〜御幸ヶ原17:15〜筑波山神社17:55
所要時間 9時間55分 (歩行距離:約30km)
天   候 晴れ
メンバー ほけ百さんと2人
 
 高尾山(京王線高尾山口駅)から陣馬山の往復が28kmで、筑波連山縦走コースの距離が約30kmという。高尾山のコースのように、ランニングでの縦走が可能なのか、その下見に”ほけ百さん”と標識や目標物を確認しながら歩いてみた。この縦走は、JR岩瀬駅を起点として筑波山神社までが一般的のようだが、今回は安産・子育・厄除けなどで有名な古刹 雨引観音をスタートとした。そして、筑波山神社から雨引観音まではタクシーで戻ったが、ランニング縦走の本番では筑波山市営駐車場に車を止めて一般道を雨引観音まで自転車で移動、帰りに自転車を車で回収すると更なるトレーニングになるだろう ^_^;;; あくまでも計画・・・今回は、ゆっくりとした山行きでした。
朝もやに鯉幟、いい雰囲気です
雨引観音まで1km、車中から眺める加波山
 自宅を6時に出発。コンビニで食料を調達して、ほけ百さんと雨引観音へと向かった。
 
My Car
ソメイヨシノが満開の「福祉センターあまびき」の駐車場
 正式名称「雨引山楽法寺」は立派なお寺で、ゆっくりと参拝・伽藍見学をしたかったが、帰りにすることにして出発。
 
道を挟み、駐車スペースあり
登山道入口
 雨引観音から約800m下ったところに、「関東ふれあいの道」の看板とともに登山道の入口がある。別に、雨引観音の境内を通り抜けても登山道へ取り付けるようだ(途中に雨引観音への案内板あった)。
 
木のトンネル
登りはじめは整備された木の階段を行く。
しかし、急登だ。
 
左へ500mで雨引山
 登山口から何ヶ所かの分岐を通過して、約25分(1.7km)で縦走路にでた。左折して雨引山頂を往復。
 
デートにいいかも
 雨引山頂(409m)にあるの東屋で、桜川市街を一望しながら小休止。ゴールの筑波山が小さく見えた。
 
下り始め、少々足元悪し
 雨引観音への分岐まで戻り、加波山方面へと進んで行く。里山の登山道という雰囲気だが、アップダウンもかなりあるな〜。
 
やっぱ、ランニングでしょ
 広葉樹林の中の穏やかな道だが、芽吹きはじめた木々の力強い生命力を感じた。
 
晴れてよかった
 木々が伐採された登山道を行き、階段を登ったところで振り返る。山並みは、雨引山と岩瀬方面。伐採により眺めが良い・・・少々複雑な気分。
 
整備が大変だったろうな〜
 燕山(つばくろやま)へのササの階段。これが、長く感た。
 
山頂では、やはり休憩です
 燕山頂(701m)。木々の間から下界を眺めながら小休止。若葉の頃は、周辺が緑一色になるのだろう。
NHKとDocomoかな?
 燕山の前方に、電波塔が2本。林道を少し歩いて、赤いテープを目印に、また山に入る。
 
麓から、加波山への登山道もあります
 電波塔から鞍部に下ると、加波山神社への参道(階段)がはじまる。まるで熊野古道みたい・・・?鳥居をくぐり、社殿の右側から山頂へと向かう。
 
加波山頂は、岩の上?
 加波山の最高地点(709m)にある祠。2番目の祠が山頂と思ったら、3番目が一番上だった。その前には、大きな岩があって、しめ縄を張って祀られていた。
 
なかなか見られない筑波山の姿です
 工事中の神社(社務所?)脇を通り、「旗立石」の石碑がある大岩を過ぎると、右側に岩の展望台があった。筑波山が大きく見えてきて、もう行程の半分は来ただろうか?山肌に、ヤマザクラのピンク色が点在して、綺麗だった。筑波山のピークは、左から女体山(877m)・男体山(871m)・坊主山(710m)。
 
ハングライダー・パラグライダーは接近注意
 加波山から縦走路を下り、林道と交差する場所に、風力発電の風車が2機回っていた。暴走族の兄ちゃんが、林道を2台のバイクであがって来て、「こんにちは!」と彼らの方から挨拶をしてきた。なんだ、好青年じゃないか(笑)
 
登山道と林道が平行
 風車の先のピークが丸山(576m)で、下ると一本杉峠。足尾山方面へと、林道の左側につけられた縦走路を行く。今度は、トライアルバイクの兄ちゃんと遭遇。彼はバイク通行禁止を知ってか、縦走路から林道へと向きを変えて行った。
 
履物の奉納物が沢山・・・
 縦走路を登り詰めた、足尾山の山頂で昼食。祠の台座には「葦穂山」。足病治癒祈願で信仰を集めていたようだが、中腹にある本殿は今にも朽ちそうである。
 
この日は、微風
 神社の階段を下り、鳥居をくぐると林道にでた。その先は、ハングライダーのテイクオフ場。その先の風流しがあるピークは、雉撃ち場(-_-;)。その先のパラグライダー場の左の休憩所が、きのこ山(528m)だ。
 
自転車練習にも良さそう
 林道歩きで、上曽峠に到着。その先の湯袋峠まで、車両進入禁止の林道を直進。湯袋峠から再び登山道に入る予定が、入口がわからずに、国民宿舎へと向かう。
 
コース唯一の給水ポイント(自販機)
 車道を歩いて、つくばねオートキャンプ場に到着。管理棟の販売機でコーラを買って、喉を潤して出発。国民宿舎「つくばね」の脇から、再び林道へと入る。
 
左はつつじヶ丘駐車場
 東筑波ハイキングコースと命名される林道の案内看板。真壁方面へ向かって、筑波高原キャンプ場に。
 
バンガローもあります
 キャンプ場までの林道で、登山道の探索をして、湯袋峠へ続く道を2本発見。次回は、コースを逆に辿って、入口を確かめるぞ!
 
食べると美味いそうだ
キャンプ場の奥から、筑波山の女体山へと登山道を行くと、カタクリの群生が見事で、ニリンソウも咲いていた。
 
両側にカタクリが群生
筑波山登山道「キャンプ場コース」の広い尾根道。
 
う〜ん
山頂到着と同時に、ケーブルカー最終出発5分前を知らせる、アナウンスが聞こえてきた。
 
みんな帰っちゃいました
誰もいない、御幸ヶ原。
  
帰宅する宮司さんに会いました
御幸ヶ原コースで筑波山神社へ下山。
 
巣には子ツバメがいた
タクシー待合室の天井に止まっていたツバメ。
 

 月曜日の午後6時。筑波山神社の門前は閑散としていて、タクシーを呼んでから来るまで45分かかった。スタートの雨引観音までは20km余りで、料金は約7000円。次回は、観音様の参拝と伽藍見学、新たな登山道や縦走タイムの短縮など、課題も沢山残し楽しみなコースである。最後に、地図はyahooの詳細地図1/8000をコピーして持参すると、エスケープルートもわかって便利そうである。

 

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