草津白根山くさつしらねさん(2165m)No.41

　菅平牧場から草津火山バスターミナルへは、国道144号線から万座ハイウェイを経由して約1時間半、12時40分に到着した。白根レストハウス脇の駐車場に車を止めて、早々に最高地点の本白根山を目指し歩き出した。草津白根山は、活火山で山頂域が広く、北から白根山(2160m)・逢ノ峰(2110m)・本白根山(2165m)というピークと火口湖が点在していて、いまだ周辺からは噴煙があがる。

　駐車場から道路を渡り、逢ノ峰下の案内看板から白根火山ロープウェイ駅へと向かう。平坦な道を約10分でロープウェイの頂上駅であるが、そこは草津スキー場からリフトを乗り継いで来たことのある懐かしい場所であった。その先の分岐から、ゲレンデを横切って本白根山へと向かう登山道は、平坦であるが残雪があって足を取られないように注意して進む。途中の分岐を右折して登って行くと、鏡池そして樹木の中の木道を抜けると、景色が開けた展望所に到着した。

ロープウェイ入口看板と後ろは逢ノ峰

展望所から本白根山 後ろは四阿山

最高地点から本白根山頂を望む

　駐車場から1時間。ここまで来ると観光客の姿はなく、静かな山域である。正面に本白根山と奥に四阿山、左に浅間山、右に白根山と横手山を望み、眼下にはコマクサの群生地で名高い平原（空釜）が広がる。一旦、空釜の底まで下り、木道を通って本白根山へ登り返す。山頂は立ち入り禁止なので、手前の「本白根山遊歩道・最高地点2150ｍ」の看板前で記念撮影。帰りは、展望所の下で左折して、白根山域の最高ピーク（2171ｍ・山頂に至る登山道は無い）の下を通り、駐車場に戻った。

ロープウェイ分岐の案内看板

白根山湯釜

　駐車場から、観光客の波と共に、白根山湯釜展望台へ向かう。エメラルドグリーンの美しい湖面よりも、左上にある赤茶けて噴煙をあげる山頂が気になった。