赤 城 山 あかぎさん(黒檜山 1828m)

登 山 日 2003.07.07
コ ー ス 大沼湖畔駐車場(1362m)〜黒檜山登山口〜黒檜山・駒ヶ岳分岐〜黒檜山山頂(1828m)〜分岐〜黒檜山大神〜分岐〜黒檜山登山口〜駐車場
所要時間 1時間40分
天   候
メンバー 単独


 数時間前は、至仏山に登ろうと、鳩待峠の駐車場にいた。昨日、日光の男体山へ登山のあと、鳩待峠の駐車場に行き夜を明かしたのだが、夜半からの雨は強くなるばかり。登ろうか?止めようか?と悩んだ末、比較的簡単に登れる赤城山に来たのだ。実は、これが初めての、雨の登山。1回でも経験していたなら、至仏山に登っていたかも知れない。


黒檜山登山口

登山道から大沼

黒檜山山頂

御黒檜大明神


 服装は、上が長袖のTシャツ・下がランニング用の長タイツ、頭にランニングキャップである。それに、BIKE(自転車)用のゴアテックスのレインウエア。足元は、トレイルラン用のシューズにアドベンチャーレースでも使ったスパッツを付けた。また、行程が短いのでリュックは止めて、ボトルホルダーの付いたウエストポーチを腰に巻いた。

 赤城山はカルデラ形の山で、その外輪山には黒檜山・駒ヶ岳・長七郎山・荒山・地蔵岳などがあり、これらをまとめて赤城山と呼ぶ。黒檜山登山口はカルデラ湖である大沼の湖畔にあり、近くの駐車場に車を止めて、11時30分に赤城山最高峰の黒檜山山頂へ向けて登り始めた。

 登山道は、ミズナラ林の中を進んで行くが、10分もすると勾配がきつくなり、南側に開けた尾根道になった。雨具のファスナーを少し開けて体温調節して、眼下に広がる大沼を写真撮影。右側が開けた尾根と樹林の中を交互に進むが、天気予報の通りに風雨が強まり、尾根では視界が利かなくなった。さらに、雨は登山道を滝のように流れ始めた。

 程なく、関東ふれあいの道でもあり、黒檜山と駒ヶ岳の分岐がある稜線に到着。背丈ほどの藪の小道を、左に50mも行くと黒檜山の山頂だった。晴れていれば谷川岳・武尊山・皇海山など北関東の山々を望めるというが、風雨を避けながら山頂の看板を撮影するのが精一杯だった。

 下山のために分岐まで戻ると、なぜか駒ヶ岳方面の稜線が気になり、雨具のフードのせいか人の声が聞こえたように思えた。まだ登り始めて1時間なので、少し歩いてみることにする。稜線は10mも行かないで開け、そこには赤い鳥居があって祠を祀り、また「御黒檜大明神」と刻られた御神石が鎮座していた。晴れていたなら何も感じないだろうが、この雨の中でなにか運命的な出遇いを感じ丁重に参拝。その後、分岐から下山した。

雨の登山で学んだこと
登りでは、歩調や衣服のファスナーなどで、体温調節をする。
雨具のズボンのバンドはしっかりと。
雨具のフードとキャップ(帽子)の組み合わせは良かった。
スパッツは有効だが、シューズ(登山靴)は防水の物を。
登山道の石や岩の上は慎重に。
リュックなど持ち物の防水は完璧に。