武 尊 山ほたかやま(沖武尊・2158.3m)No.39

登 山 日 2005.06.13
コ ー ス 高手新道コース
川場スキー場第4駐車場(1100m)5:45〜武尊高原川場キャンプ場〜高手山(1374m)6:15〜西峰(1570.5m)7:45〜剣ヶ峰山(2020m)8:21〜鞍部(1912m)9:03〜武尊山(2158.3m)9:42 《往復》下山13:45
所要時間 8時間
天   候 曇りのち晴れ
メンバー ほけ百さん

 ほけ百さんと、川場尾根(不動岳経由)で武尊山に登ろうと、群馬県の川場村へと向かう。関越自動車道を沼田ICで下りて、登山口のある”川場キャンプ場”へ到着したのは5時45分だった。私たちは、川場尾根への登山口は”川場キャンプ場”からと思っていた。だが、川場村には「川場幕営場」と「武尊高原川場キャンプ場」があり、双方とも”川場キャンプ場”と呼ばれることがあるようだ。確認不足といってしまえばそれまでだが、到着したのは「武尊高原川場キャンプ場」であって、二人は谷池尾根を登る高手新道コースで武尊山へ向かうことになる。 


武尊高原川場キャンプ場の入口

谷池尾根のシャクナゲ

西峰から剣ヶ峰山方面

 駐車場からキャンプ場内の道を進むと、管理棟脇に入山ポストが設置されていて、そこから登山道が始まる。初めは緩やかに感じた登山道だが、だんだんと傾斜を増してジグザグの道になった。額から汗が噴出して心拍が一定になったころに、最初のピークである「高手山」へ到着。スタートから、30分である。ここからは、若干傾斜が緩やかになるが、樹林帯の中の長い登りが続いた。単調な登りに飽きたころ、白と赤のシャクナゲの花が、私たちを出迎えてくれた。普段は葉を茂らせて鬱陶しく感じるシャクナゲも、可憐な花を咲かせるものだと見入ってしまう。

 登山開始から2時間で、三角点のある西峰に到着。登山道を登って来て、時々右側に見えていた川場スキー場の最上部である。西峰のベンチで小休止して、歩き出して直ぐ前方に剣ヶ峰山の山魂が姿を現した。急斜面だが、山肌には白やピンクのシャクナゲの花が彩りを添えていて、疲れを忘れさせてくれる。剣ヶ峰山からは、ドッシリと腰を据えた武尊山と前武尊・中ノ岳という周囲の山々を見渡せたが、梅雨時の晴れ間でもあり遠方の山々までは望めなかった。


宝台樹分岐付近から山頂方面

山頂手前鞍部の残雪

武尊山山頂

 剣ヶ峰山からは、急斜面を下りながら水上(宝台樹)方面への分岐を通過して、2〜3の小ピークを越えると武尊山南側の鞍部である。今年は雪が多かったので、鞍部には多くの残雪があり、足元を確かめながら通過。ここから登り返して、ツツジやシャクナゲの低木類が茂る急斜面を約40分登ると、武尊山の山頂に到着。記念撮影をしていると、武尊牧場から登って来たという約15名のツアー一行が到着。関西弁の嵐のような時が過ぎ、山頂に残されたのは、私たちと宝台樹(武尊神社)からの男性2人組の4名であった。武尊山に登ったなら「日本武尊像を見なければ・・・」と2人組に促され、前武尊方面へ5分ほど下り尊像の前で記念撮影をする。


日本武尊像

ショウジョウバカマ

川場スキー場のゲレンデ

 尊像は、伊吹山のものより痩せていて、東国まで来るのは大変だたのかも・・・(笑)。4人は雑談しながら、山頂まで引き返して、剣ヶ峰山手前の宝台樹分岐まで行動を共にした。知らぬ同士が、相手を気遣いながら歩くのもいいものである。西峰まで戻った2人は、川場スキー場のゲレンデを下った。急勾配のコースは、スキーを履けばアッ!という間だろうが今は夏、歩いて下るには衝撃で辛いものがあった。無雪期の閑散としたスキー場見学をしながら、無事に駐車場に到着。温泉で疲れを取って、帰路についた。