苗 場 山 (2145m) No.32

登 山 日 2005.07.11
コ ー ス 祓川(はらいがわ)コース
みつまたスキー場=第2リフト町営駐車場(1220m)〜和田小屋(1372m)〜下ノ芝(1678m)〜中ノ芝(1877m)〜神楽ヶ峰(2030m)〜お花畑(鞍部 1872m)〜苗場山(2145m)  《往復》
所要時間 7時間(登り3時間30分・下り2時間30分・休憩1時間)水平距離:12.3km
天   候 雨のち曇り

 三国峠のトンネルを抜けると、冬はスキー客で賑わいをみせる、苗場スキー場である。しかし、この時期の街は閑散として、コンビニや商店での食料調達が困難で、再度三国峠を引き返して群馬県側での調達することなった。これまでも登山口近くまで来て食料が手に入らず困ったことがあるので、これからは早い時期にスーパー・コンビニを見つけの調達を意識したいと思う。結果1時間のタイムロスであったが、気をとり直してさらに国道17号線を湯沢方面へ進み、みつまたスキー場に到着。登山口の和田小屋への道は、スキー場のゴンドラ乗り場駐車場の右側から入るが、以前スキーで下って来た道だとわかり懐かしい思いだった。


和田小屋の登山口

登山道

中ノ芝で記念撮影

 第2リフト町営駐車場には、約30台の駐車スペースとトイレが整備されていて、ここから苗場山への登山口(祓川コース)が始まっていた。和田小屋の利用者は上の駐車場まで乗り入れられるようだが、小雨降る中をレインウエアに身を包んで、約20分歩いて小屋に到着。この和田小屋は、苗場山の五合目(1372m)にあたり、クマを模した案内看板が掲げられていた。登山道は、最初ゲレンデ内を登って行くが、程なく樹林帯の道になる。出発時に降っていた雨も下ノ芝の手前で止み、足場のいい場所を選んで雨具を脱いだ。

 雨上がりなので、ゴロゴロと転がる岩に加えて、ぬかるんだ道で歩き難かった。勾配が急になって一頑張りすると中ノ芝に到着して、木道が広く張り出した部分で小休止する。ガスっていて周りの景色が見えないので、しかたなくドロドロになった自分の足を記念撮影した。ササ原の中の木道歩きは快適に進むことが出来て、上ノ芝で顕彰碑を右に見ると右から小松原コースが合流、梯子の架かった股スリ石を乗り越えると、程なく神楽ヶ峰だが尾根上の小ピークという感じである。


上ノ芝付近の木道

残雪の苗場湿原

湿原の木道

 


苗場湿原

山頂標識と三角点

 登山道は下り基調になって、雷清水の水場で喉を潤すと、鞍部の花畑である。黄色に咲き誇るニッコウキスゲを眺めながら行くと、雲尾坂の登りになって傾斜が緩んだと思ったら、そこは苗場山の湿原地帯だった。残雪の湿原に伸びる木道をたどって行くと、2軒の山小屋が見えてきて、手前の「遊仙閣」の裏手に「苗場山山頂」の標柱と三角点があった。もう1軒は「苗場山山頂フュッテ」で、小屋脇にベンチがあってコーヒーで休憩をした。雲の流れが速く、天候も回復しつつあったが寒く、登ってきた道を引返して下山した。