谷  川  岳 (1977m) No.30

登 山 日 2003.10.22
コ ー ス 土合口〜西黒尾根〜ザンゲ岩〜谷川岳トマノ耳(1963.2m)〜オキノ耳(1977m)〜一ノ倉岳(1974.2m)〜茂倉岳(1977.9m)〜トマノ耳まで戻り〜肩の小屋〜天神尾根〜田尻尾根〜土合口
所要時間 7時間10分
天   候 曇りのち晴れ
メンバー 単独


田尻尾根からの谷川岳

西黒尾根登山口

西黒尾根上部


谷川岳
トマノ耳(左)オキノ耳
(右)

関越高速道路の水上ICで下車して、土合の登山口に到着したのは午前1時。山中と思えない立体駐車場(6階建)に車を止めて3時間ほど仮眠、昨夜コンビニで買ったカップ麺とおにぎりで朝食、5時50分西黒尾根登山口から山頂へ向かった。朝が早いため冷えていたが、日本三大急登といわれる急斜面が、すぐに体を温めてくれる。

紅葉の中を1時間も登ると、はっきりと尾根上であることが分かる登山道となる。急登でも気温が低いためか、あまり疲れを感じない。開けた場所で写真撮影と休憩をしながら進むと、2つのピークからなるラクダのコブに到着。コブの岩に掛かる鎖を慎重に登り、少し下ったラクダのコルで右からの厳剛新道と合流する。

登山道は、再び傾斜を増すが、左にザンゲ沢の紅葉・右は東尾根のシンセン岩峰が人目を奪う。足元は、岩場から浮き石の多いガレ場に変わり、月曜日で出会う人も少ないが、落石を起こさぬように慎重に登った。尾根に突き出たザンゲ岩を過ぎると、目の前にトマノ耳とオキノ耳の山頂が聳え、程なくピークに立った。

登山開始から3時間、トマノ耳山頂でセルフタイマーで記念撮影、もう1つの山頂であるオキノ耳へ向かう。オキノ耳から、遭難や滑落で名高い一ノ倉沢の最上部を通り、一ノ倉岳へ向かう。途中、ノゾキの看板から下を覗き込んでも高過ぎて恐怖心が湧かず、烏帽子岩に取り付くクライマーの姿が印象的だった。

尾根道の霜が解けたころ、一ノ倉岳から茂倉岳に到着。その先には、関越トンネルの出口、苗場や湯沢方面が見渡せた。土樽からの登山者と話しながら休憩をして、トマノ耳に戻ったのは11時30分。そこは、谷川岳ロープウエーの運転を待って、天神尾根方面から来た登山者であふれていた。



トマノ耳からオキノ耳


オキノ耳からトマノ耳

一ノ倉沢を覗く


茂倉岳から(左から)
一ノ倉岳・トマノ耳・オキノ耳


直下の肩の小屋周辺も大混雑で、早々に下山を決意して、登りの登山者がいないことを確かめながら、天神尾根を駆け下りた。ロープウエーの天神平駅手前で、田尻尾根に入ると、見事な紅葉で木々の間から谷川岳を望めた。登山道から上空のロープウエーの乗客に手を振ると、笑顔で手を振り返してくれたのが嬉しかった。

登山道は山麓ロープウエー土合駅の脇に下り、駐車場に着いたのは13時を少し廻っていた。駐車場最上階の土産物売り場で小休止して駐車場を出るが、料金所が分からずに無料で出てしまう(次回お支払いします)。そして、湯桧曽温泉の露天風呂で汗を流し、家路についた。