那 須 岳 なすだけ(三本槍岳:1917m)No.24

登 山 日 2005.11.21
コ ー ス 大丸温泉駐車場(1310m)8:00〜那須岳ロープウェイ山麓駅(1384m)8:209:00=山頂駅(八合目・1687m)9:05〜茶臼岳(1915m)9:40〜峰の茶屋跡避難小屋(1723m)〜朝日岳(1896m)10:50〜清水平(1809m)〜三本槍岳(1917m)12:0512:30 /避難小屋13:35(昼食)14:05〜駐車場15:00
所要時間 7時間(ロープウェイの待ち時間:40分) 水平歩行距離 13.1km
天   候 晴れ
メンバー 単独

 那須高原有料道路の最高地点にある登山指導センター脇の駐車場へ向かったが、大丸温泉駐車場から先はアイスバーンで我が愛車は登ることが出来ずに、那須湯本の駐車場まで戻るしかなかった。明朝7時50分始発の定期バスで、この駐車場からロープウェイの山麓駅まで行くことにして、二重にしたのシュラフの中に滑り込んだ。目を覚すと雲一つない晴天で、今年5月に雪と強風で登山を断念したのを思いだしながら、お湯を沸かして朝食をとった。定刻より早く到着したバスに、慌てて乗り込むと「雪でアイスバーンなので、大丸温泉までしか行かない」と運転士さんは言う。ならば、自分の車で行っても同じだからと告げ、バスを降りた。

 有料道路を通り大丸温泉の駐車場へ着いたが、昨夜のうちに来ていれば料金はタダだった・・・残念!笑;;。徒歩でロープウェイ山麓駅へ向かうと、登山道が九十九折れの道路を直登するようにあるのを発見して、雪道を約20分で山麓駅へ到着した。慌てて出発したために、デジカメを忘れたのに気付いて、売店で使い捨てカメラを購入する。職員が出勤して、登山者や観光客も到着、ほぼ満員のロープウェイは、9時の定刻に発車した。


ロープウェイ山麓駅から山頂方面

山頂駅から茶臼岳

茶臼岳山頂(1915m)

 山頂駅に着くと、白く雪被った茶臼岳山頂が、直ぐ上にあった。多くの観光客は駅周辺を散策して駅舎に戻ったが、私と何名かの登山者はジャケットの襟を立てて山頂を目指した。南斜面に回りこんで砂礫の登山道を行くと、薄く積もった雪がバリパリと音を立て崩れた。山頂への到着は今日一番で、一人で記念撮影をして火口を1周して、白煙を上げる噴煙口を覗きながら、峰の茶屋非難小屋を目指した。


茶臼岳北斜面の噴煙口

峰の茶屋上の展望台から
穂高に似るので「ニセ穂高」とも・・・

峰の茶屋から見る、
切り立った山容の朝日岳

 鞍部の峰の茶屋から剣ヶ峰の東斜面を捲いていると、人の頭くらいの岩が目の前に落ちてきてビックリ!。足早に進んで、キレットを乗り越えるように行くと、今度はクサリ場が現れた。西側が切れ落ちた岩場を過ぎると朝日岳分岐があり、そこのベンチにザックをデポして山頂へと向かった。休憩する4〜5人のパーティーに写真を撮ってもらうが、彼らは登山指導センター脇の駐車場から登り、茶臼岳を回って下山するというので、先に腰を上げて三本槍ヶ岳を目指すことにした。


岩場のトラバース

朝日岳山頂

清水平

 分岐から北に向かって、1900m峰を過ぎて少し下ると、一面雪の清水平に出た。木道にも雪が積もっているが、登山道はまだ分かり易い。北温泉からと思われる足跡を辿って行くと、そのご当人が三本槍ヶ岳から引き返して来た。彼は、これから朝日岳・茶臼岳と回り下山すると言う。背丈の低い樹木の中を屈みながら少し下って、また上り返すと三本槍ヶ岳の山頂で、今日2人目の登頂者になった。山頂の看板にはエビの尻尾が長く伸びて、この付近が風の通り道であることを知らせていた。福島の山々や日光方面まで一望しながら、しばし休憩。下山は、峰の茶屋で昼食をとり、登山指導センターから大丸温泉駐車場へと戻った。


清水平から三本槍ヶ岳

三本槍ヶ岳山頂

鹿の湯温泉

 那須に来るといつも立寄る那須湯元の「鹿の湯温泉」は硫黄泉である、色々な温度の温泉が楽しめて冷えた体を温めてくれる。