鳥  海  山ちょうかいさん(2236m)  No.15

登 山 日 2003.07.29
コ ー ス 鳥海ブルーライン・鉾立登山口(1150m)5:30〜賽ノ河原(1500m)〜御浜小屋(1700m)6:41〜御田ヶ原〜七五三掛分岐(1810m)〜千蛇谷〜御室小屋(2200m)〜新山(2236m)8:45〜七高山(2229m)9:44〜行者岳〜伏拝岳〜文殊岳〜七五三掛分岐11:16〜御浜小屋〜鉾立登山口12:55
所要時間 7時間25分
天   候
メンバー やよいちゃん


道の駅からの鳥海山

鉾立から日本海に沈む夕日

26・27の両日、秋田県森吉町で開催されたアドベンチャーレースに仲間達と参加して、その帰路に鳥海山へ登山した。前日28日は、レース後の宿舎がある合川町から象潟町へ移動。そして、象潟町の道の駅「ねむの丘」の温泉でレース疲れを癒し、日本海の夕焼けに合わせて鉾立登山口の駐車場に向かった。眼下に漁り火が点るころ、登山準備も整い早めに就寝した。

駐車場から山頂へ向かう人の声で、4時30分に目が覚める。朝食・身支度を整えて、5時30分に出発。整備された階段状の登山道を10分も登ると鉾立展望台に到着するが、登り始めたばかりなので先を急ぐ。賽ノ河原を過ぎ、御浜小屋までが1時間。日本海を振り返り、左下にある鳥ノ海(鳥海湖)を眺めながら小休止した。

御浜小屋から御田ヶ原、七五三掛の辺りには、高山植物が色とりどりの花を咲かせるお花畑が広がっていた。濃い紫色の固有植物チョウカイアザミ、今が盛りのニッコウキスゲに後ろ髪を引かれながら、さらに先を急ぐと五三掛分岐。右側の外輪山コースは復路として、往路は左側の千蛇谷コースへとハシゴを下る。

千蛇谷の雪渓を横切り対岸に渡るのだが、前方に大パーティーが列していたので、そのまま雪渓を登った。登山道に取り付いたところで、、初老の男性だけのパーティーと歓談しながら、暫し休憩。鳥海山では中高年の登山者を多く見かけたが、みな健脚な人ばかりで驚かされた。


千蛇谷の雪渓

新山下の雪渓

伏拝岳からの新山と七高山

火山岩のゴロゴロした急な登山道を登ると、開けた場所に大物忌神社と御室小屋がある。ここから北側に、火山岩でできた溶岩ドームを登り、新山(2236m)へと進む。新山は江戸時代(1801)の噴火でできた山頂で、それ以前は七高山(2229m)が山頂だった。新山で休憩して、東下にある雪渓を渡って七高山に登り、ここでも休憩。

鉾立登山口から新山山頂まで3時間。写真撮影やお茶をして、七高山・行者岳・伏拝岳・文殊岳の外輪山を巡って2時間余り、いつまでも景色にを眺めていたかった。外輪山コースから七五三掛で往路と合流し、鉾立登山口までの下山は2時間余り。鳥海ブルーラインを山形方面に下り、鳥海温泉郷の「あんぽ西浜」で温泉に浸り、新潟経由で帰路に就いた。

鳥海山の高山植物