八甲田山 はっこうださん(1585m)No.11

登 山 日 2005.08.19
コ ー ス 八甲田ロープウエー山麓駅(600m)12:40=山頂公園駅(1300m)〜散策コース(北側)〜赤倉岳(1540m)14:01〜大岳フュッテ〜大岳(1584m)14:47〜上毛無岱15:50〜散策コース(南側)田茂萢岳(1324m)16:50〜山頂公園駅17:15=山麓駅17:25
所要時間 4時間45分 (水平距離7.5km)
天   候 晴れ時々曇り
メンバー Chieのおかあ

 午前中に岩木山の八合目駐車場から山頂へ往復して、そこから約1時間30分で八甲田ロープウエーの山麓駅に到着。駐車場に車を止めて駅舎に行くと、ロープウエーが出発間際で、トイレも早々に飛び乗った。八甲田山は、青森県中央部に広がる成層火山群の総称で、最高峰の大岳を含むこの地域は北八甲田と呼ばれ、観光客や登山者が多いという。ロープウエーは観光客で混雑していて、午後からの登山で大きなザックを背負う姿は、異質に映ったかもしれない。


八甲田ロープウエーから

   

左から赤倉岳・井戸岳・大岳

 ロープウエーは、山麓駅から山頂公園駅へと、標高差700m余りを9分で運んでくれた。改札を抜けると、目の前に田茂萢岳を含む湿原が広がり、8字型に散策コースが整備されていて、大勢の観光客で賑わっていた。これから登る赤倉岳・井戸岳・大岳の峰々へ向かって、散策コースの北側を進み湿原を過ぎると、急に観光客の姿は少なくなった。酸ヶ湯・毛無岱方面への分岐を過ぎて直進すると、勾配がきつくなってハイマツの中を赤倉岳へと登って行く。


赤倉岳へのハイマツの道

断崖上の道

赤倉岳から井戸岳・大岳

 時々振り返って高度を確かめながら行くと、程なく赤倉岳火口上の断崖上(尾根状)の道に出て、そこから約10分で祠と山頂柱のある赤倉岳山頂に到着した。これから先は、井戸岳(1550m)火口の東縁を進み、左前方に綺麗な円錐形の高田大岳(1552m)、そして正面には八甲田最高峰の大岳を眺めながらの、眺望の良い尾根歩きである。井戸岳と大岳の鞍部まで下ると、ログハウスのような立派な大岳ヒュッテ(避難小屋)があり、前のベンチに腰をおろし休憩した。


高田大岳

大岳ヒュッテ(避難小屋)

大岳山頂

 一日二山登頂で疲れ気味のChieのおかあをベンチに残して、大岳山頂へとダブルストックを使いランニングで向かう。ゆっくり登山で鈍った足には久々の刺激だったが、これが結構急斜面で山頂に着いたときには、体中が汗でビッショリだった。山頂は平坦で広く、三角点・山頂看板・ケルン・方位盤などがあって、八甲田の山々を一望することができた。30分弱で山頂へ往復して、毛無岱(けなしたい)の湿原へと下る。上毛無岱分岐先から湿原へと木道が続いていたが、分岐を右折して赤倉岳・井戸岳を捲いて散策コースに戻った。


大岳山頂の方位盤

上毛無岱から湿原の木道

谷地温泉

 散策コースの南側にある田茂萢岳山頂を踏んで、ロープウエー山頂公園駅に着くと、駅周辺は下山する観光客で溢れていた。ロープウエーの順番をコーヒーを飲みながら待って、山麓駅まで下山すると5時をまわっていた。入浴のために駐車場から酸ヶ湯温泉へと行くが、5時までの一般入浴は終わっていて入場出来ず、先の猿倉温泉は泉温が低くて入浴中止、さらに先の谷地温泉で汗を流すことが出来た。東北の山々は、すぐ近くに天然温泉があるのが嬉しい。明日はどんな温泉に入れるのかと思いを馳せながら、目的地の八幡平へと車を走らせた。