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「水草の楽しさ、美しさをもっと多くの方に知っていただくにはどうしたらいいんだろう・・・・・」
そこから「ボトリウム」の研究は始まりました。
大げさな水槽でないと水草は楽しめないのか!?立派な設備が無いと水草はすぐに枯れてしまうのか?
結論から言います。答えは”NO”です。
厳密に申し上げれば、水草は植物です。生き物でありますから水草の育成できる設備(例えば、照明装置、水の浄化装置、CO2の添加装置などなど)があるに越したことはありません。
水草は、生きていく環境に対してとてもデリケートな部分持っているいます。
しかしその反面、非常に丈夫で環境に適応していく強靭な部分もまた併せ持っています。
「ボトリウム」は、特殊な装置などは使用せずに、身近にあるガラスの器などで手軽に楽しめます。
水草も適切なお世話をしてあげることで、その器の中で成長できるのです。
水槽の中で見る姿とは、また違った美しさを水草は「ボトリウム」の中で見せてくれます。
今まで制作してきた「ボトリウム」。
水草の美しさをほんの少しですがおすそ分けしたいと思います。
ゆっくりご覧くださいね!
作品1、 キャンディーボトルのボトリウム
横幅奥行き10cm、高さ約20cmのキャンディーボトルで制作したボトリウムです。100ショップにもこんな立派なボトルが売っています。
100円ショップは、まさに「ボトリウム」の宝庫と言えるでしょう(笑)。
このサイズのボトルであれば、1リットルは水が入りますので、小さな魚の1匹は飼えます。
写真ではぼやけてしまいましたが、グッピーの幼魚が泳いでいますよ!
制作にあたって、これは基本スタイルなのですが、主役になる少し大きめの石をセンターに配置してその手前を一回り小さい石2つで固めています。これを日本庭園の配石法で「三尊」といいます。”座り”がいいんですね。
パソコンの傍らに置いてあれば、疲れた目の保養になりますよ!ただ水物ですから、倒してパソコンが壊れたなんて事がないように注意してくださいね。
ちなみに魚を入れない場合でしたらこのボトルでしたら蓋を閉めた状態で密閉すれば倒れてもひとまず安心です。
実際、こんな感じで、「ボトリウム」を楽しんでいる方もいらして、「画面にばかり見て疲れたところ、ボトリウムで癒されてますぅ〜」と喜んでましたよ。
作品2、ブランデーグラスのボトリウム
ボトリウムの体験イベントでデモンストレーションしたボトリウムです。静岡県御前崎市のペットショップ「ペットガーデンプラス」さんにて毎月1回ボトリウム教室を開催しています。大きさが、写真ではピンとこないかもしれませんね。実際の大きさはソフトボールくらいの大きさです。(←アバウトですみません)
小さな植木鉢がいくつか見えますが、これは水草を販売するとき束ねている素焼きのおもりです。
かわいいサイズなので、ミニミニ植木鉢として使ってみました。
自分だけのアイデアを盛り込んで創り上げていく事がボトリウムの楽しさでもあります。
また、底に使用する「砂」もボトリウムの世界の印象を大きく変えますので比べてみてくださいね。
作品3、 青い砂でさわやかなボトリウム
はっきり言います。
駄作です(笑)。
このボトルの大きさは、高さは500mlのペットボトルくらいで、それが太くなったと思ってください。
縦長でとても作りにくいです。
中央にある赤い溶岩石がウザイです(笑)。圧迫感があってうっとうしいですね。
これが”駄作”たる要因です。お恥ずかしいですが、砂の色が「青」になっただけで全然世界が違って見えることをお伝えしたくて恥を忍んでお見せしています。
中のレイアウトのアップです。やはり赤い溶岩がウザイです。ボトリウムの中の世界は本当に小さいので、圧迫感がないようにレイアウトすることが素敵な世界を創る秘訣です。それと細かく水草を植えていくこと。植えすぎて草だらけではいけませんが、水草の葉の大きさや背丈をよく考えて緻密に植えていくことが大切です。
作品4、”小さな地球”ボトリウム
初めて「ボトリウム」として、専門誌「インテリアアクアリウム」に取り上げていただいた私の中では思い出の作品です。器の大きさはバレーボールより一回り小さいハンドボールくらいです。水面から突き出た流木は”C”の字型になっていて面白い形でしたのでその形を上手く生かしたいなあというところから制作しました。レイアウト的には前からと後ろからと両方から見れるように創っています。ちなみに円筒形や球体の場合、全方向から見れるように制作することはとても難しいです。やはり正面を1面決めて制作した方が作りやすいと思います。
上から覗き込んでいます。流木の形がかわいいでしょ?
わずかに奥に繋がっている道があって、覗き込んでもらえるように創っています。球体のボトリウムは透明な水が入るとなんとも言えない不思議な美しさがあります。
このようなガラスの球体の器はお花屋さんなどで扱っています。(花器として販売されていますよ)
作品5、 ティータイムにいかが?? ティーカップで楽しむボトリウム
これ気に入っています。自分で言うのもおかしいのですが、かわいくできたので好きな作品です。水草にもちゃんと花があるのですが、一般的には「葉」を楽しむものです。花のような華やかさはありませんが、水草にも1本1本顔があってそれを意識しながら作品を創るのとそうではないのでは、出来上がりに大きな差が出ます。
ボトリウムは小さな器で楽しむからこそ水草1本1本のお顔をかわいく見てあげて植えたいものですね。
上から見るとこんな感じです。片方は黄色っぽい砂、もう一方はピンクの砂です。私のようなおっさんが、ピンクの砂って言うのも笑えますが、創っているときには真剣です(笑)。この作品は、女性の方に水草のかわいらしさをお伝えしたくてアレンジしてみました。
伝わったらうれしいです。
こういったカラーの砂(セラミック系の砂利)は水草の養分が乏しく、栄養不足になります。ですから一番底の見えない部分に「ソイル」と言う水草専用の土を敷いてあります。水草もこの器の中で、根を張り、葉を伸ばし光合成して日々生きていきます。