ライ麦畑でつかまえて

発行所:株式会社白水社
著者:J.D.サリンジャー
訳者:野崎 孝
ブックデザイン:田中 光一
カバーデザイン:パブロ ピカソ
定価:830円(本体806円・税24円)
ISBN:4-560-07051-2

あらすじ:
 学校を放校になったホールデン少年。彼は、大人や他人に疑問を感じながらニューヨークをさまよっていた。


感想:
 大学の教官が大絶賛していたことから、手に取って読み始める。基本的には、教官のような教育者が人に薦める本では無い。

―以下、未読者注意―

 主人公は丁度、社会や大人を否定する事が格好いいと考える年頃。それが他人との軋轢を生み、学校生活にも上手くなじむ事が出来ない。それは現代のNEETに近いものがある。

 「ライ麦畑の捕まえ役になりたい」といった表現は、自分と同じ社会不適合を感じる人々を救うことをしたいということだと思われる。この様な活動は必要であるが、現時点であまり大規模な活動になっていないのが残念である。この小説に影響されて、そういった人が出て来ることに期待している。

 OVA作品、「攻殻機動隊Stand Alone Complex」内でこの作品が用いられたことにより人気が再燃した。この作品中での解説をどう見るかは個々人の判断に任せるとしよう。


得点評価:3.5point

 

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