キーボックス
ご覧のとおりです。名字と家紋を切り抜いて再接着しています。材料は桂、裏板はシナベニヤです。ちょっとお葬式っぽいと家族からクレームが出ましたが、強行突破して、玄関の正面の壁に取り付けました。最近は慣れてきたのか何も言われません。
ご覧のとおり中は普通に鍵がかけられます。

Copyrigh (c) 2007,Boo

義父が亡くなりはや2ヶ月、毎日とはいきませんが夜になると御詠歌(ごえいか)をみんなであげています。それに使用する鉦吾(しょうご)という鐘を収納する箱を作りました。仏具ということで桐を使いましたが、かなりやわらかく、糸鋸を挽くのが大変でした。横の携帯は大きさの比較です。
妻の実家の家紋(丸に橘)と名字。糸鋸で挽いて、再接着です。
その横には実家の宗派、浄土真宗高田派の紋である「五七桐」をこれまた糸鋸で挽いて再接着しました。本当に桐は柔らかくて大変です。ちょっと気を抜くとあらぬ方向へ歯が走ります。
ちょっと見えにくいかもしれませんがあられ組みも全て糸鋸で挽きました。なんといっても糸鋸木工「ぶう工房」ですから!
中に仕切りをして経典と鉦吾ががたつかない様にしました。また見えにくいかもしれませんが鉦吾をたたく木槌の部分は溝を掘り、動かないように固定してあります。
仏具なので金色のぱっちん金具(スイマセン正式名称忘れました)、蝶番、もち手を付けて完成しました。今回はあられ組み、ダボ接着で金具以外はビスも釘も一本も使わずに作成しました。しかし、箱物はやっぱり難しいちょっとの狂いが後に大きく影響します。まだまだ修行が足りません。
キーボックス