20.Dezember




【もみの木】




ドイツのクリスマスには樅の木が欠かせません。
厳しい北国の街はどんよりと無彩色の空気に覆われています。
すべてが死に絶えたように・・・


そんな中で樅の木だけは緑の色濃く
森でいきいきと天に向かいまっすぐ伸びています。



昔々、森の住民ゲルマンの人々は樅の木には神の霊が宿ると考えていました。
冬の最中に森の中から抜いてきて家の中に飾りました。



ゲルマンの民族習慣がのちにキリスト教に取り入れられて
いつしかクリスマスの木になったそうです。



聖書の世界には樅の木はありません。
「クリスマスに樅の木」 は、ドイツで始まりました。


【ドイツの都市と生活文化】(著:小塩 節)より



小塩節先生のご本をむさぼるように読んでいたものでした。。。


さて、我家もそろそろツリーの用意をいたしましょうか・・・