9. Dezember
Christkindlesmarkt(クリストキントレスマルクト)
幼子イエスの市
Das Kind = 子供・幼児
【ニュルンベルグ】
クリストキントに会える街
ドイツでは中世の昔から、贈り物の習慣は12月6日の聖ニコラウス祭に行われてきました。
マルチン・ルターの宗教改革のあと、カトリックの聖人の日を祝うことを好まなくなったプロテスタント教会が
これを廃絶しようとしたものの、人々の生活に深く根ざした習慣は容易には変わりません。
皮肉なことに宗教改革を言い出したルターの家計簿にさえ、『聖ニコラウスの贈り物』という支出の記録があります。
こうした旧来の伝統と、新しい考えがぶつかり合う中で、
人々は次第に聖ニコラウスに代わるギフトブリンガーをあみ出していきました。
その一つが『クリストキント』です。
12月24日に贈り物を届けてくれる『幼子イエス』
「ドイツ・クリスマスの旅」:東京出版より