≪その他、主なヨーロッパのフォークアート≫

* Hidelloopen ( ヒンデルーペン )・・・・オランダ北部のフォークアート
* Assendelft ( アッセンデルフト )・・・・オランダのフォークアート
* Appenzell Peasant Art ( アッペンツェル )・・・・スイス東部のフォークアート
* Rosemaling ( ローズモーリング )・・・・・北欧ノルウェーのフォークアート
* Zhostovo ( ジョストボー )・・・・ロシア・モスクワ郊外のフォークアート


Bauernmalerei (独) を直訳すると ≪農民絵画≫ という意味になります。
ドイツ・オーストリア・スイスのドイツ語圏で16世紀頃から始まったと言われています。

中世ヨーロッパの上流階級の人々は堅い木に彫刻した高価な家具を使っていました。
地方の農民たちはその都会の上流生活にあこがれ、寒くきびしい冬の間、それを模倣して
彫刻の紋様を家具に描くようになりました。それが Bauernmalerei の始まりとされています。
また、この時代の修道僧たちは僧侶としての心の仕事と共に修道院の家具などに絵を描き
各地を巡り広めたそうです。

バロック期には、様々な色やストロークが組み合わされて、貝のデザインやブルー系の
大理石模様も多く華やかな雰囲気のものとなりました。

19世紀後半のBiedermeier (ビーダ−マイヤー) 様式は小さな花束のデザインや楕円の形が
多く使われました。バラ・カーネーション・チューリップなど、花のモチーフが各地で多く描かれ、
時代と共に変化しつつ、現在もヨーロッパの各地、アメリカ・オーストラリア・日本でも
好んで描かれています。

Bauernmalerei (バオアルンマーレライ)

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