お客様持込車両のレストア・修理・カスタムも行っています。 |
天童市在住のO氏愛車 「HONDA APE 50」 です。
あまりに遅くて危険だから・・・と持ち込まれました・
今回は、KITAKOの「SPL82t」キット&20πキャブのカスタムです。
マフラーとリアショックはカスタム済みだったので、エンジン腰上の
作業です。
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サクサクとエンジンを下ろしました。
モンキー等の横型エンジンにj比べると、カムチェーンが邪魔に
ならないので作業が楽です。
ガスケットの剥離も上向きなのでラクラクです。 |
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交換するピストン&シリンダーをノーマルと比較しました。
SPLキットは、専用ヘットのでピストンもハイコンプ仕様です。
わずか30tの違いですが、ボア径の違いは歴然です。
エンジンOILをたっぷり塗って、ピストンリングを爪先で慎重に
装着して行きます・・・。 |
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コンロットにピストンを付けたら、シリンダー内を傷つけない様に
細心の注意を払ってピストンリングを爪で押しながらシリンダーを
押し込みます。
テンショナーとカムチェーンにも注意しながらの作業は、私の一番
好きな仕事です。 |
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ノーマルヘットとの比較です。
バルブ径も大きいし、燃焼室もハイコンプに合わせて深く削込んで
います。SPLヘットは、空冷フィンも一回り大きく設計されています。
ボアUPに対応して、冷却効率も上げているんですね!
メーカーの気合を感じます・・・
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ハイカムとノーマルカムの比較です。
ノギスで測定しなければ見た目には分からないかも知れない
けど、おむすびの高さが少し高く昇り角も違います。
≪HONDAさんに提案!≫
縦型エンジンもベアリングカムにしましょう・・・?
昔のCB50と同じエンジンのままでは、悲し過ぎる気がする・・・
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追加でホイール&タイヤの変更も以来されました。
リアスプロケも交換予定だったので苦になりません!
しかし、TT91って130-12廃盤なの???
3軒連絡して、やっと入荷しました。
アルミだけど合わせホイールなので、チューブ入りです。
いわゆる「1円玉ホイール」ってやつ・・・
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車両にエンジンを搭載し、20πのキャブを組んだら出来上がり!
本当はハイスロも組みたいところですが、次回に・・・
スプロケも41丁から38丁に交換したから、
70q/hくらいは出ると思うよ!
ちゃんと排気量変更して黄色ナンバー登録しました。 |
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お客様持込車両のレストア・修理・カスタムも行っています。 |
寒河江市在住のK氏愛車 「HONDA Monky」 です。
TAKEGAWAの88フルキットを持ち込みボアUPです。
サクサクっと、エンジンを降ろしました。
このキットは、NANKAIのオリジナルキットで、88ピストン&シリンダー
の他に、強化クラッチ&オイルポンプ・20キャブ・マニュ・ガスケット
と、全て梱包されている至れり尽くせりなキットです。
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クラッチ側のカバーを外し、ノーマルクラッチとオイルポンプを取りました。
オリフィスを2oに拡大します。
面倒だけど、スタットボルトは外して作業しましょう!
穴が斜めにならない為にも・・・
ちなみに、このキットには2oのドリルまで入ってました。
(すごい・・・)
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強化オイルポンプに交換した後、強化クラッチに交換です。
専用工具登場!!!
これが無いとクラッチの付け外しが出来ません。
せっかくカバーを外したのだから、序でにフィルター清掃も・・・
底には汚れた油が溜まってましたので、クリーナーで流し落とします。
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ハイカム登場です。
ノーマルより若干、登りのカーブが緩るい感じです。
これでバルブの開き時間を稼いでいるのでしょうか・・・?
少しでも多く、混合気を吸いたい気持ちが伝わります。
ついでに、ポートも少し削りました。
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88ピストン&シリンダーに交換です。
シリンダーを傷つけない様に、慎重にリングを爪先で押し込みながら
私は、この作業が一番好きです。
ピストンリングの当たりを、確かめながら滑り込ませると
エンジンに命が宿る気がします。
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組みあがったエンジンを車両に取り付けます。
キャブを組んで、マフラーを元に戻して、チェーンを張って・・・
エンジン起動が、待ちきれない・・・
はやる気持ちを抑えつつ、クラッチ調整をします。
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出来上がった車両は、ノーマルと比較にならない程の
パワフル!!!です。
原付だからって甘く見てはいけません・・・
Kちゃん、気を付けて乗ってよね。 ♪
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