常に疲れていてやる気が出ない
エネルギーとなる「気」が不足しているのがこのタイプ。慢性的なだるさや胃もたれなど、消化器系の機能が低下しているのが特徴。食事で栄養が十分に摂れていなかったり、ストレスが続くことで陥る。
改善法
「気」が不足している人は、「脾」(消化機能)が低下している場合が多い。消化のよいものを食べたり、よく噛んで食べる習慣をつけよう。
気持ちの浮き沈みが激しい
さまざまなストレスが原因で「気」の巡りが滞っている状態。自律神経のコントロールがうまくいかないため、怒ったあとすぐに気持ちが沈んだりと、浮き沈みが激しくなりがち。お腹が張りやすいのも特徴。
改善法
ストレスを溜めないよう、こまめにストレスを発散する方法を見つけて。1日のうちに何もしないリラックス時間をつくるのも◎。
「血」が不足してふらふらする
顔色が悪く貧血に近い症状が見られる人は「血」が不足しているのが原因。偏食だったり食事が単調になっている人に多く見られる。「血」が不足すると自律神経が乱れ、心も不安定になりがち。
改善法
レバーや牛肉の赤みなど、「血」をつくる食材を積極的に摂取すること。「血」は寝ている間につくられるため、十分な睡眠を心がけて。
目の下のクマやくすみは血行不良が原因
女性の不調トラブルで多く、「血」が何かしらの理由で滞ってしまっているタイプ。冷えが原因となるほか、気虚や気滞、血虚、痰湿が悪化すると瘀血になることも。クマができやすく、肩こりや腰痛が出る。
改善法
瘀血の原因のひとつである冷えの元となる習慣を改善すること。しょうがやシナモンは、からだを温め、冷えによる瘀血の改善に効果大!
加齢とともに潤いが不足
からだが水分不足になっているタイプ。潤いが足りていないので、肌の乾燥やのどの渇き、ほてりやのぼせなどの症状が現れる。水を司る「腎」は加齢とともに機能低下するので、40代以降の人が陥りがち。
改善法
潤いを生み出す「脾」(消化機能)の働きを回復させること。唐辛子やにんにくなどの辛いものの食べすぎ、汗のかきすぎに注意。
水がからだの中で滞りむくみやすい
胃腸を酷使する食生活を続けると、消化、吸収、排泄機能が低下し、不要なものがからだに溜まってしまう。水分代謝がスムーズにいっていないため、老廃物が溜まり、ニキビなどもできやすくなる。
改善法
脂質や糖質を控え、海藻やきのこを多く取り入れた食生活を目指そう。また、スポーツなどで汗をかき、溜まった老廃物を排出することも大切。