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コナダニ撃退法

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成虫にも幼虫にも取り付く、小さな殺し屋・・・その名はコナダニ。
このダニの特に嫌なところは、幼虫に取り付いたとき。放置すると、瞬く間に全身に広がって気門をふさぎ、最終的には死に至らしめるのです。
普通、ダニは宿主を殺したりしません。だって、それではご飯にありつけないでしょ。でも、本種だけは別のようなのです。マットの上で棒状に伸びている幼虫がいたら要注意。すぐに手当てをしないといけません。
尚、残念ながら、コナダニは一度発生すると、完全に姿を消すまでに撲滅させることは、とても難しい種類です。ただ、生体から追い出してやることは簡単に出来ます。正しい知識と方法で対処してやりさえすれば、決して恐るには足りません。


コナダニまみれのカブト♂ コナダニが付着したカブトムシ。
白〜薄いピンクの非常に微細なダニが集まってシストを形成します。触ると独特な臭いを出すのですぐに分かります。
体のくぼみに取り付きます。
(幼虫の場合は顔の周りやしわしわの間など)
蛹化・羽化するたびに、皮や殻とともに、いったんは脱ぎ捨てられるのですが、マットにまで生息域を広げているため、すぐにまた生体に付着してしまいます。
歯ブラシで落とす 最初の攻撃は歯ブラシです。
軟らかめの歯ブラシで体から取り除いてやります。このとき、あまり神経質にやる必要はなく、おおまかに落とす程度でOKです。
お腹も忘れずに。
水で流す 次に水で洗い流します。水を使うときは、短い時間、さっと生体にかけるようにして下さい。特に羽化して間もないときは、外骨格がまだ弱いせいか、水に長くつけすぎると簡単に「溺死」しちゃいますのでご注意下さい。
一度ではなかなか落ちきらないと思いますが、歯ブラシと水で繰り返し洗い、ほぼ落ちたと思える程度になったらやめにします。
ティッシュで管理する 綺麗になったように見えても、コナダニはまだ、小さな隙間に隠れています。そのままブリードセットに投入すると、あっという間に増殖してもとの木阿弥です。
そこで・・・ポイントはココ!
@一頭だけ隔離
A容器にティッシュを敷く
Bティッシュを毎日、交換
一週間、これを続けます。
すると、あら不思議! コナダニはすっかり消えてしまいます。
<< 追記 >>
コナダニが発生したブリードセットは、綺麗に水洗いしてよく乾かしてから再利用します。また、それまで使用していたマットは廃棄します。ここまでやっても、尚、どこかでコナダニは生き残り、きっと、また、発生するでしょう。それくらい、しぶとい奴らなのです。しかしながら、上述の通り、恐れるには足りません。発見次第、洗い流してやりましょう!
ちなみに、容器にティッシュを敷いて生体を管理する方法は、実は当店が生体を管理する基本的方法であり、偶然、これがコナダニ対策にもなることを発見したに過ぎません・・・換言すると、出荷を待つ当店の生体は、コナダニ付着の如何を問わず、トリートメント済みの状態でお届けしていることになるわけです。
エヘン!(爆)
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