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今月の一言 |
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また一年、新しく歳を重ね、今年、私はいよいよ四十になります。
そんな年齢になるということが、なんだか自分でも信じらません。
まるで狸にでも騙されているみたいな心地さえします。
子供の頃に感じていた四十代の大人たちと今の私を比較すると、正直申しまして、あのような齢に自分が達したとは、とても実感として湧いてきません。
とはいえ、今年、息子は小学6年、娘は4年になります。
子供たちの成長と、鬢のあたりに少しばかり混じるようになった白いものが、やはり、時の流れを証明しているのでしょう。
一年の最初の時を迎えて、毎日を大切に、刻むように生きてゆきたいと心から感じております。
閑話休題。
昨年の晩秋くらいから、カエルに凝り始めました。
もともとは、ミズカマキリの餌にと野外で採ってきたアマガエルを、息子が飼いたい!と希望したことが始まりでした。
カエルばかりはとても維持できない、なにしろ生きたものしか食べないのだから、というのが、子供の頃から私が彼らを飼うことを諦めてきた理由でした。
しかしながら、現在はコオロギなどの生餌となる昆虫を通年飼育し、増やすこともわりと簡単だということを知って、それならばと挑戦してみたのですが・・・
気がつくと、私の方が息子よりもディープにハマってしまっておりました。
アマガエルだけでなく、外国産のユニークなカエルたちを次々に買い漁り、ケースに陳列しては悦に入っております。もっとも、カブトなどをやっていた最盛期に比べれば、ブリードルームの中のほんの一角を占める程度の規模なのですが。
とにかくも、一度は火が消えたブリードルームでしたが、寒くなった今では、しっかりと一日中、エアコンがつけっぱなしになり、無事に(?)復活しております。
実は、以前はコオロギなどの生餌を食べさせることに抵抗を感じていました。どうにも惨いような気がしてならなかったのです。
それが、カエルたちがうまそうに食べるさまを見るにつけ、そういう気持ちはどこへやら、すっぱりと消え去っておりました。
とくに気に入っているのは、ベルツノガエルやクランウェルツノガエルたちといった、南米原産のツノガエルの仲間たちです。彼らは最終的には手のひらよりも大きなサイズにまで成長し、なんと小さなネズミさえ捕食するほどになるのだとか。
彼らの食欲は実に凄まじく、動くものなら何でも捕食するというガッツキを見せてくれます。
こちらが気持ちよくなるほど、それは見事な食欲です。
という次第で、大きく成長したときの、彼らの迫力ある姿をぜひとも拝みたく、嬉々としてブリードルームに籠もる私がおります。
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