 |
今月の一言 |
<<< 04年12月の一言 >>> |
痛風と闘うために、食事の内容を玄米・菜食に変更してから、約3ヶ月がたちました。
とにかく、肉や酒、卵は厳禁で、ひたすら仙人のような食生活ですが・・・
慣れてくると、これは意外とよいものです。
今では、おかずの蒸し野菜に塩さえ振らず、素材の味そのままで十分に頂けるようになりました。
お昼は、妻がこさえてくれる梅干入りの小さなお握りを一つと少しばかりの野菜、味噌汁。
以前だったら、考えられないくらいの量と質です。
でも、これでお腹はもう十分!と感じてしまいます。
玄米は、とても食べ応えのある食材なのですね。
食事が変わった成果は、内臓への癒し効果のみならず、別の面でも現れています。
ヨガでも取れなかった無駄な贅肉がすっきりこそげ落ち、今ではかなりシャープな体になっております。
なんせ、161cmの身長に対して45.5kgの体重ですから。
さぞかし、がりがりで筋力・体力まで落ちてしまったろうと思われるかもしれません。
確かに見た目はちょっと痩せているかも・・・横から見ると、お腹より胸がぐっと前に突き出ていてかっこいいのですが、あばら骨もぐっと出ていますから。
でも、あにはからんや! 実は、今まで以上に持久力がつき、身が軽いので何をしてもまるで疲れないのです。
先日、家族でディズニーシーに出掛けましたが、一日中、歩き回ってもなんともなく、眠くなってしまった娘をおんぶしたり、帰りに車を運転したあとでも、すぐにもう一回、遊びに行けるんじゃないかな?と思うくらいの体力が残っていました。
これは本当に驚きです。
昨年の今頃、やはりディズニーランドに遊びに行きましたが、そのときには今回よりも動き回らなかったにも関わらず、疲労でぐったりしていたのですから。
そして、驚くべきことに、シンプルな食生活のおかげで、味覚に大変な変化が起こりました。
化学調味料が入っているものを口にすると、舌が痛くなって、無理に食べ続けると、焼けどしたみたいになるのです。
更に、あれほど好きだったお肉が、体に合わなくなってきてしまいました。
実は外出先で食事時間になり、やむなく、ハンバーガーやソーセージ・ドッグを口にしたことがありました。
最初の何口かは、おいしい!と思って食べていたのですが、だんだんと生臭くなってきてしまい・・・悔しいので無理に食べたら、翌日はお腹の調子が悪くなり、免疫力が低下したのでしょうか、風邪まで引き込みました。
この他、食べたものがおかしいと、灯油のような匂いが胃からこみ上げてくるのが分かるようになりました。
これは添加物のせいなのか、油がおかしいときの症状なのか、まだ分かりませんが・・・まるでセンサーのような舌になってきたわけです。
化学調味料による味付け、添加物を使った食品の工業化、更には農薬による食品汚染。
現代が生み出した『豊かな食生活』に背を向けて、あえてシンプルな食事スタイルに戻ること。
それが、私たちが動物として持っている正常な機能を取り戻すきっかけとなるのですから、皮肉な話です。
|
|
|