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今月の一言

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会社勤めを辞めたばかりの頃です。体を鍛えようと運動に励みました。
しかし、急にジョギングを始めたせいでしょう。膝の靭帯を痛めてしまいました。
それ以来、モチベーションが急低下。いつの間にやら「あまり動かない生活」になっていました。
そのくせ、若い頃と食べる量は変わりません。それどころか晩酌の習慣までついてしまいました。夕方、お風呂上がりに日本酒をコップに3杯。これが楽しみなのです。
こうなると過剰なエネルギーが体に蓄積される一方です。運動をやめたリバウンドも相俟って、どんどん目方が増えてゆきます。


ところで私は身長が160cmちょっとです。自分の身が軽いと感じる重さは、せいぜい54kgです。
勤めが忙しく食べる暇さえなかったとき、47kgになりました。大げさでなく、風が吹くと体が揺れます。会社の帰り道、細くなった指から結婚指輪が抜け落ちたことに気がつかず、とうとう失くしてしまいました。
この頃は、仕事が一段落すれば体重は元に戻り、忙しくなるとまた痩せるということの繰り返しでした。いっかな、太るというところまではゆきません。だから、痩せることは簡単でいつでも出来る。むしろ太る方が大変だと思っておりました。


さて、どうも最近、体が重いなぁと感じていたのですが、なんと、61.5kg。
数ヶ月の間に、一気に7.5kgも増加です。
念願のちょっと太った体型となりました。
が、いざ肥えてみても、良いことは何一つありませんでした。
あまりに短期間に脂肪がついたせいでしょう。痛風になりました。
全てのズボンが入らなくなり、買い替えです。ウエストが苦しく、礼服は仕立て直し。ベルトも今までのものは使えず、これまた新調です。
鏡に映った自分は、前にも横にも「太い」。階段を駆け上がるときに体が重く感じられてなりません。


そろろそ痩せようかなと思い始めたとき、会社勤めの頃とは状況が違うことに、はたと気がつきました。今では忙しくて食事もできぬということは全くないのです。運動するといっても意外と時間も取れません。よしんばやったとしても、また靭帯を痛めるのも嫌だしと八方塞ぎです。
とはいえ、何もしないというわけにもいきません。そこで、昨年9月の終わり頃にテレビで見たダイエット法を試してみることにしました。
(「あるある大辞典」 http://www.ktv.co.jp/ARUARU/ 参照)
このダイエットは、一日たったの5分のヨガを基本としており、リバウンドもないということ。これならできそうじゃありませんか。
楽しみだった晩酌も、近所の酒屋が潰れてしまったことを契機にふっつりと止めました。
食事も肉食中心だったものから野菜中心に変更です。
しかも、ご飯が5割から6割、味噌汁が2割でおかずは2,3割という組み合わせにしました。このおかげで、我が家ではBSEだの鳥インフルエンザなぞ、どこ吹く風です。慣れてしまえば、蛋白源は豆類で十分だからです。ちなみに昼は高カロリーな食事を摂っても良いとのこと。時折、コンビニ弁当やらハンバーガーを楽しみます。しかし、朝と夜は至ってシンプルな食生活となりました。


こうして1ヶ月が過ぎました。
何も変化はありません。
正直、がっかりしました。
しかし、その後の放送によると、今までリバウンドを繰り返してきた場合は、それを体が記憶しているため、簡単には痩せることはできないらしいのです。 どうも、とってつけたような説明です。いささか胡散臭さを感じましたが、続ければ必ず効果があるということを信じ、更に1ヶ月続けてみました。
もう毎日、体重計に乗ることもやめました。どうせ変化無しだろうと思っていたからです。
しかし、あるとき、急に2kgくらい減って、そのままの状態で1ヶ月が過ぎました。
その後、また、1,2kg減ってはその体重を維持します。そしてまた減ってそのままの体重で月日がたつ・・・
確実に痩せてきている!と、このときばかりは本当に嬉しい気持ちがこみ上げてきました。


だんだんと体型が変化していきます。
自分でも分からないくらいに、ゆっくりと。
1ヶ月でせいぜい1kgかそこらの体重変化なので、リバウンドもありません。
そして、今では54.5kgまで体重が戻りました。結果的に半年で7kgの減量です。
ウエストも引き締まりました。ベルトの穴は4つ分以上に小さくなり、ベルトを少し切って調整するくらいになりました。もう太った時代に買ったズボンはゆるゆるです。
うんと痩せているってわけじゃないけど、少なくとも、もう太ってはいません。 丁度良いと思われる体重に戻ることができたのです。


ダイエットが成功して得たもの。
元の体に戻れたという喜びは勿論ですが、何よりも、自分でもやれた!というプライドが持てたこと。
これが最高のご褒美になりました。

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