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今月の一言

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今年も今月で終わりですね。
毎年、思いますが、1年が経過するのは本当に早いものです。 年をとると、だんだん、時の流れが速く感じられるようになるといいますが、30代の自分にとって、この1年はまさに、「光陰 矢の如し」でした・・・特に、ここ数ヶ月は、時間泥棒に時を盗まれたのかと思うくらい、あっという間に過ぎていってしまいました。


実は、あまりに飼育する虫の数が増えてしまい、最近は管理が追いつかず、全てが後手後手に回っているのです。 そうでなくても気ぜわしい年末が、もう、てんてこ舞いの毎日になっています。


この夏までは、きっちり、全ての種類について、採卵する日やマット交換の日をカレンダーに書き込み、日々、計画通りにこれを実行していたのですが・・・というと、ちょっとカッコ良すぎですね。
生き物なので、思わぬ不測の事態に見まわれ、緊急的にやらねばならない予定外の作業が入るときも、ままありますが、それでも、最初に立てた予定を大筋で狂わせることなく、毎日が過ぎて行きました。 つまり、計画上、多少の狂いが生じても、それを修復できるだけのゆとりがあったわけです。


しかし、それも夏休みまででした。
女房、子供が休みでうちにいるようになると、一人だけ仕事をするということもなかなかやりにくいものがあり、ついつい、一緒になって遊びまわってしまい・・・いや、これは勿論、女房や子供のせいではなく、自分が悪いのですが。。。なぁに、明日があるさ、と思っているうちに、秋風が吹き始める頃には、とうとう、計画は修復不可能なまでになってしまっておりました。
蟻とキリギリスのお話は、私に関しては何の役にもたたなかったという次第です。


そもそも、自分で管理できる限界を超えて飼育する事は、虫の場合に限らず、全ての生き物を飼育する上で、やってはならないご法度です。 だが、いとも簡単に、欲望が理性を蹴っ飛ばし、見る間に種類が増えていくということも、また、世の常、人の常・・・欲張りな私などは、まさにこの代表格といえます。
それまでは、カレンダーにびっちりと書き込まれた計画表を目にし、自ずと、これ以上は無理! 物理的に管理する時間が取れない!ということが分かりましたので、かなり少ない理性がかろうじて、欲望を抑えてくれていました。


が、全ての計画が崩れ、カレンダーに計画を書くことさえ出来なくなった途端・・・欲望が暴走しはじめ、そして、気がついたときには、ブリードルームに虫が溢れかえり・・・結果、あっちこっちで起こる問題を鎮火するのに手一杯で、まるで何かに追われるように過ごす毎日になっています。(T_T)
こうなると、手をかけるべき虫が、ついつい、手抜きになってゆき、本来、(卵や幼虫が)採れるはずの虫さえも採れなくなるとか、マットが糞だけの状態になり、幼虫が脱走してそれと気がつくといった、とてもプロとは言えない、情けない事態になります。


という次第で、来年の目標の一つは、虫の数を減らす・・・は、恐らく、無理なので、きっちりと管理できるように計画をもう一度、立て直し、それがずれることを前提に、調整日を作っておくなどの対策を盛り込む・・・ということにしたいと思います。 さぁて、全ては来年、来年。

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