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今月の一言

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梅雨の季節になりました。 今年は雨が多く、梅雨らしい梅雨になるとのこと。
陰鬱な天気が続きそうですが、子供たちは割りと喜んでいます。 長靴が履ける! 傘をさして歩くことができる! 水溜りでばしゃばしゃ水を跳ねさせて遊ぶ事もできる! ・・・いつもと違ったことが『出来る』っていうことに、小さな喜びを見出すのは、子供の特権なのでしょうが、私達にとっても、本当は大切なことなんでしょうね。


ヤゴが100頭くらい、やって来ました。 妻が学校のプール掃除で拾って帰ってきたものです。
1頭ずつ、紙コップに入れて水を足し、イトミミズを少量、与えています。 水が汚れるのが早いので、殆ど、毎日、水替えに追われます。 大体がシオカラトンボなので、もうそろそろ、羽化ですが、今年は出来れば、羽化の様子をカメラに収めたい!と張り切っています。 今宵も眠い目をこすって起きているのですが・・・こちらの意図とは裏腹に、どうやらまた、空振りに終わりそうです。


テレビの昆虫特集などで、トンボの羽化を早送りした画像が、時々、紹介されます。 見たことがある方も多いと思いますが、実物は、実に感動的で、何度見ても、胸がときめきます。
昨年も妻と夜半過ぎに起き出して、観察したのですが、ゆっくり、ゆっくりとヤゴの体を脱ぎ捨て、中からトンボが出てくる有様は、なんだか神秘的ですらあり、深い感動の灯が胸の奥にともって、眠さなんて、一気に吹き飛んでしまうほどでした。
もし、ヤゴを捕まえるチャンスがあったら、是非、持ちかえって、羽化の様子を観察される事をお奨めします。 終令の大きなヤゴならば、もう、餌も殆ど食わず、羽化も近いと思いますし、小数ならば、管理も、さほど、面倒ではありません。 勿論、羽化したら、窓から逃がして、そっと見送ってあげましょう。


我が家の窓から、今夏、100頭のトンボが無事に飛び立っていきますように。

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