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不思議昆虫画像

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あなたはシャム双生児をご存知だろうか?
体の一部がくっついた状態で産まれてしまった双子の話を・・・
この悲劇は、しかし、人間だけの世界で起こった話ではなかったのである。
以下は全てノンフィクションである。


2001年2月14日。その日、私はいつものように、ブリードルームで生体管理にいそしんでいた。
棚毎に種類を分けて保管している様々な幼虫たちのマット状態をチェックし、必要に応じて新しいマットに交換する。
単純だが、重要な仕事だ。
黙々と作業を行ない、やがて、ヘラクレス・オキシデンタリス(エクアドル産)の卵を保管している丸カップ群のチェックに移った。
孵化状況をチェックし、孵化率が落ちていれば、親虫に再交尾を促す必要がある。
幸いな事に、今回の卵たちは皆、順調に孵化してきている。
が、その中のあるカップを手にしたとき、背筋を冷たい手で撫でられたような激しいショックを受け、私は言葉にならない悲鳴を上げた・・・




当時、所有していたデジカメの性能が悪く(本当は腕が悪かった?)、ピンぼけになったしまったが、どのような状態の幼虫なのか、お分かりになるであろうか?
この幼虫は、体の一部が見事に癒着しており、まさにシャム双生児状態なのである!
勇気のある方は画像をクリックしてみて欲しい。
もう少し、大きな画像で見ることができるようにしてある。


この幼虫は、その後、2週間も生存していなかったように覚えている。
当時、よく遊びに行っていたRWIの掲示板に、この画像を投稿したが、あまりにも不吉で、また、正直言って、私自身、怖くてならず、その後、この幼虫のことは努めて忘れようとしたため、すっかり記憶の彼方にあった。
ひょんな拍子に、この幼虫の事を思い出したのだが、今、見ても背中に悪寒が走る。
皆さんも、もし、このような体験をしたことがあったら、是非、3horn宛に画像を送って欲しい。
あぁ、桑原、桑原・・・

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