オケ復活(2000.5.13)
うひゃ、気が付いたら1年間このコーナーを更新していなかった。前の楽器を譲った父が去年の11月に亡くなって、行き場を失った楽器を職場のよしこんさんが弾いてくれていました。この楽器は1ヶ月くらい毎日丁寧に弾いてやると突如ポーンと鳴り出すのですが、彼女は感心に毎日練習するのですぐにこの状態にしてくれました。一方、新しく買った楽器の方は去年のごたごたのおかげで多くても1月に一回くらいしか触ってもらえず、最初の状態からずいぶん後退してしまいました。でも、今年はオケを再開したので少しは弾いてあげられそう。本番は7月で、ブラームスの4番。1stで2回弾いている曲ですが、今回は2nd。本当は3曲あるのだけれど、だんなのオケとの兼ね合いでブラームスだけで許してもらうことにしました。この曲は、初めてやったのが大学3年のとき、某大学のエキストラでした。特に1stはめちゃめちゃに難しいので本番直前にさらいすぎて軽い腱鞘炎になってしまいました。管楽器がなかなか上手なオケで、2楽章、4楽章では、弾きながら美しさに感動したものでした。オケを20年もやっていると、だんだんオーソドックスな曲をやり尽くして、いまさらブラームスとなるとまた違った難しさを感じます。月並みな演奏を超えて、聴き手をはっとさせるような新鮮な演奏ができるでしょうか。それには、演奏者全体が想像力を駆使して音をイメージすることが必要でしょう。よく知っている曲だからこそマンネリにならないことを願っています。
新しく、そして古い楽器!(1999.5.11)
3月にヴァイオリンを買い替えました。26年弾いていた楽器は父に譲って、楽器屋さんで4台を弾き比べて1ヶ月ほど迷った末に決めました。今度の楽器は19世紀末にフランス人がイギリスで作ったという楽器です。作られてからもう100年も経っている。その間に、どんな人が弾いたんだろう、と想像するとなんだか楽しくなります。
それにしても、楽器が変わるとこんなに弾きやすくなるのか、というのが一番の驚きでした。前の楽器は、私の弾き方も悪いのでしょうが、すぐに音がかすれたり、それを避けようとすると今度は耳障りな汚い音が出たり、という傾向がありました。それでも1ヶ月ほど毎日丁寧に弾き込んでいけば突然鳴り出すのですが、そんなに弾ける事はめったにないので、大体いつも不満に思いつつ弾いていました。
今度の楽器ははさんでいるあごにびんびん来るほど最初から響き、しかも音に深みがあります。もう1台迷った楽器があったのですが(これはイタリア製でした)、そちらはきわめて明るい響き、柔らかく均一な音でさらに弾きやすかったのですが、比べてみると明らかに音が薄く、ビバルディなんかにはいいかもしれないがバッハにはちょっとねえ、という感じでした。でも、どちらも今までのとは比べ物にならないほど、思った表現が楽にできるのにびっくり。
楽器選びについては、必ずしも準備万端だったとはいえないけれど、この楽器には満足しています。今は弾くのが楽しくて、毎週末子どもをほったらかして弾いています。
ゆっくりと(1999.2.5)
オケの本番が終わって2週間が過ぎようとしています。直前のあのせっぱ詰まった精神状態から解放されて、何かゆったりした曲が聴きたいなあ、という気持ちになりました。シューベルトの「冬の旅」のCDをかけました。フィッシャー=ディースカウの歌。一昨年だったか、NHKで彼の指導で音大の学生(日、米等の)が「冬の旅」を歌う、という番組がありました。一流の音楽家が音楽を作り上げていく過程を見るのは、本当におもしろいものです。これはほとんどビデオに撮ってあるので、そっちもまた見たくなりました。週末はこれで過ごそうかな。
終わりました!(1999.1.25)
23日(土)にマーラーの9番の本番が終わりました。こんなに大変だと思ったことはありませんでした。なにが大変って、音はとれない、従って暗譜できない、暗譜できないから指揮が見られない、指揮が見られないからテンポがわからない、指揮を見ると楽譜が迷子になって弾けなくなる...。ないないづくし。直前の2週間は子供をほったらかして毎晩30分さらいましたよ。
結果は、演奏者からはよくわからないというのが正直なところ。当然のごとく事故は多々あったし、全体が大きくずれたところが2カ所、個人的に落ちたところが2カ所、飛び出しは多数。でも、最後に消え入るように音楽が終わり、数秒の沈黙の後、起こった拍手をとても自然で暖かいと感じたのは私だけではなかったようです。ああいう終わり方の曲だと、「これで終わりかな?もう拍手していいかしらん?間違ってたら恥ずかしい...」等のためらいで拍手が何となくまばらに始まって盛り上がりに欠けることが多いんですが。
今回は、年末くらいからオケのメンバーが次々と風邪に倒れ、さらに本番当日行ってみたら「昨日の夜中の2時まで39度の熱だった」「家族のインフルエンザがうつって昨日から腹痛と上にも下にも(汚くてすみません)きて、死にそうだった」「昨日から熱が出て、今も熱っぽい」と、惨憺たる有様。とどめは、2人のコンサートマスターのうちの1人(今回は2プルト目で弾く予定だった)が、朝起きたら左手がドラエモン状態(グーしかできない)で、突如出演不可能に。彼の空席を埋めるために一人ずつ前にずれたのですが、隣で弾く人は変わるは、見る譜面は変わるはでみんなパニック。
これほど混乱した状況での本番は初めてでした。お客さんはどう思ったのかなあ。正直なところが知りたいと思う私です。
次の演奏会(1999.1.4)
きのうは、毎年おじゃましているお宅に家族3人で出かけました。オケのメンバーが楽器を持って集まって好き勝手に室内楽をやるという集まりです。去年は子供が1歳10ヶ月で、親が二人とも楽器を弾こうとすると「うわーーーん!」と泣き出す上、そこらにおいてあるものに手当たり次第さわるので、私は子供を追っかけ回してぐったりし、帰る頃には旦那に八つ当たりして「もう来年私行かない!」と叫んでいましたが、今年は子供も少し人間らしくなり、親も学習しておもちゃをごっそり持っていったおかげで、結構一人で遊んでいてくれて食事も楽器もたっぷり楽しめました。しかし、この集まりに行くと、みんな初見(楽譜を始めてみてその場で弾くこと)がばっちりで、私はいつもみそっかすの悲哀を味わいます。初見、苦手。頭も手もついていかないの。
ところで、1月23日の本番に向けて今週末にはオケの合宿です。この寒いのに河口湖。雪降らないといいなあ(車なので)。曲はマーラーの交響曲9番で、超難曲です。1楽章、2楽章まではようやく曲の全貌がおぼろにわかってきましたが、3楽章は未だにつかみ切れません。4楽章は、前の3楽章に押されてあまり練習ができないので、やっぱり把握し切れていません。本番まであとわずかなのに...。マーラーは今までに3番、5番とやりましたが、どんなに練習してもどこか生理に反する音やリズムがあって、油断ができません。1回で満足のいく演奏をしようというのは無理かもしれないけれど。


N家でのつどい(1998.9.25)
9月20日に旦那の知り合いのNさんのお宅でアンサンブルをしました。私がVn、旦那はcello、それに大学院の学生のKさんがVn、Nさんはピアノです。久しぶりに楽器にさわったので、うまく弾けませんでしたが、ブラームスのソナタを合わせていただき、感激しました。

本番を終えて(1998.6.12)
6月7日に、きゅりあんで本番がありました。リハーサルの時間が短くて、全曲通せなかったので、本番でその日初めてやるところがあり、しかもとても合わせにくい箇所だったので、やっぱりずれてしまいました。もう、止まるかと思った。練習期間も短くて、ちょっと悔いの残る演奏会になってしまいました。

もうすぐ本番(1998.6.5)
6月7日に大井町きゅりあんでコンサートがあります。合唱団との共演で、シューベルトのミサ曲というのをやります。最初の練習が本番2週間前というきついスケジュールだったので、職場で昼休みに個人練習をしました。

よその団体や指揮者との共演では、いつもとは違った緊張があります。なれ合いでやっている気楽さへのいい刺激にもなりますが、うまくいかないと気まずいことにもなります。

今回は、指揮者の方がオケは初めてとおっしゃっていましたが、指示も的確でなかなか楽しいです。ただ、曲は結構難しく、要求通りになかなか弾けません。

オーケストラ
アマチュアオーケストラに所属しています。
楽器はヴァイオリン。
しばらく、息子の世話で休んでましたが
最近復帰しました。

上智大学のオケのOBの一部が中心になって
作ったグローバルフィルというオーケストラです。 
今では、メンバーが社会人一般に広がってます。

1998年2月28日に池袋の東京芸術劇場で定期演奏会が
開かれました。 曲目は、ベートーヴェンの交響曲
第1番、リヒャルト・シュトラウスの「ツァラトゥストラかく語りき」、
指揮者は現田茂雄氏。 お客さんが1500人程度来て下さり、
盛況でした。

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